カテゴリー別アーカイブ: 井田的なお話

座るって、大変なことなんです!・・・その2

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

以前にお話ししましたように(いきなりですが、下記のブログを参照下さい)、

 

http://www.maruyakagu.jp/days/?p=4486

 

身体のためには、自分に合った椅子を選びたいですね。

でも、すでに椅子をお持ちの方も多いかと思います。

 

そこで、お薦めしたいのは、椅子に深く腰掛けることです。

浅く座って背もたれにもたれると、背が丸まってしまいます。

深く座って、背を伸ばしたままもたれると、無理なく、きれいに座れますよね。

 

椅子の奥行きが深すぎる場合は、背中にクッションを当てて下さい。

椅子の高さは足の裏がしっかりと地面に着くのが理想です。

足を組むのはお勧めできません。

骨盤がゆがむ元なのです。

 

とは言え、足を組むと楽なんですよねー。

 

疲れたときに、足を組んで座るというあなた、右足を上にして組みます?それとも左足?

いつも同じでは、身体にゆがみが出てしまいます。

ときどき、左右の足を組み替えて下さいね。

 

世の中には骨盤矯正のクッションや、アイテムがたくさん売られています。

 

丸屋でもひとつご紹介をいたしましょう。

実は今まで何度かご紹介した商品、「キュービーズキュッキュ」!

これが、びっくりする程のスグレモノなのです。

 

       

 

大抵の方は腰掛けた瞬間は結構良い姿勢でいます。

ただ、同じ時勢が長く続かないで崩れてしまうのです。

 

このクッションは、腰掛けたときに(くどいようですが、深く腰掛けて下さいね)、

背中でキュッキュと引っ張ると、中のビーズが動いて、クッションが人の背中の形に変化します。

だから自然に椅子の背にもたれているだけで、良い姿勢が維持できます。

 

このクッションを使っているだけで、肩や腰が楽になる方がおられるのは、そんな訳なのです。

 

夢のようなクッションでしょう。

いつもマルヤ介護ショップほほえみに展示してあります。

お客様に体験していただける、デモ品も用意してございます。

是非、体感してみて下さい。

 

座るって、大変なことなんです!

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

さて皆様、いまどんな姿勢でいらっしゃいますか?

 

パソコンの前にいるはずだから、きっと座っていますよね。

椅子を使っている方が多いのかしら。

 

ところで、

この「座る」という姿勢が、意外に重労働だってこと、ご存知ですか?

 

むかしむかし、我々が人類になる前は四足で歩いていました。

私たちの身体の構造は、その時代を基礎としてできているんです。

だから、立ち上がって歩くという”無理な姿勢”をしていると、腰痛からは逃れにくいそうです。

 

そして、その立つ姿勢よりも大変なのが、実は座る姿勢なのです。

 

その証拠にほら、ご自分の姿勢を見て下さい。

こんなに背中をまるめて、

あら、あなたは後ろにもたれていますね。

 

それは、座るということに疲れているからなのです。

椅子やソファーに腰掛ける・・・それだけで疲れるなんて、嫌ですよね。

 

では、この座るための「椅子」を見直してみましょう。

 

以前は家具屋さんだった井田は、多くの方の椅子選びをお手伝いしました。

(井田は丸屋家具の家具小売り部門に居た!)

 

ダイニングセットを買うお客様には、

「まず椅子です。椅子に座ってみて下さい。」

とお願いし続けてきました。

 

椅子選びはデザイン主体の方が多いのですが、

椅子は座って選ぶものなんです。

今使っているその「椅子」、すわり心地で選びましたか?

 

店員の立場から見ていると、腰掛ける椅子によって、お客様の姿勢や表情が大きく変わることがわかります。

身体にあった椅子に腰掛けると、ふっと、なごみ、力が抜けるのです。

 

一度丸屋家具に、椅子を買いにではなく、

(もちろんお買い上げの方には、ありがとうございます、ですが、)

椅子に座るためだけに、来てみて下さい。

きっとびっくりしますよ。

 

たかが椅子、されど椅子でございます。

 

山のポン吉

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

皆さん、連休をいかがお過ごしですか?

天気がいいので、外に出て思い切り体を動かしましょう。

 

さて、

先日ネコについて語ってみましたので、本日はイヌ族のタヌキについて一席。

あー、タヌキってほんとうに楽しい動物ですね。

 

実は少し前のことですが、井田は山の中の温泉に行ってまいりました。

駐車場で車を降りて、建物の角を曲がったところで、タヌキと遭遇したのです。

なんせ、他所からこの長野県に来た井田です。

目の前でタヌキを見たのは初めてなんです。

 

感激を抑えながら、タヌキさんを驚かさないようにそーっと、後ろに下がって少し待ちました。

もうタヌキは逃げたかな、かわいかったな、と思いながら待ちました。

 

しばらくして、もう一度さっきの角に戻りまして、身を低くして、ゆっくり前の方を覗いてみました。

すると向こう側からタヌキのポン吉もそーっと、こちらを見たのです。

二匹(一匹は人間)は、もう少しで鼻面をつき合せるところでした!

 

「おーや、おや」

と思いながら、井田はもう一度後ろに下がりました。

 

また、しばらく待ってみて、

もう一度そーーーっと、覗いてみました。

ポン吉もそーーーっとこちらを覗いていました。

 

またも、二匹は鼻面を付き合わせるところでした。


ポン吉のじゃまをしてはいけないので、

別の道を通って、温泉にいきました。

 

つくづく、思いましたが、タヌキって人間みたいな行動するのですね。

面白かったな~!

 

ネコに挨拶をする

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

皆さんはネコ好きですか、それともイヌ好き?

井田は両方とも大好きです。

 

ところで、

ネコって自由気ままで単独行動なんて言われますよね。

でも意外に社交性があるんですよ。

その証拠に、ネコはけっこう”まめ”に挨拶をしてるんです。

 

ちょっと、試してみましょう。

 

道端で見知らぬネコさんに出会ったら・・・まずは、回りを見回して、

人がいないことを確認してください。

(不審人物になりたくないので)

そして、なるべく上手に「ニャー」と鳴いてみてください。

 

大抵のネコは「ニャー」と返事をしてくれます。

黙ったままのネコでも、しっぽを振って挨拶を返してくれます。

本当ですよ。

 

返事がもらえないときは、もっと上手に、はい、もう一回

「ニャー、ニャー」

 

こちらの声を聞いて立ち止まってくれるネコの中には、

何回か鳴きまねをすると、こちらに寄ってきるネコも多いです。

 

何度か振り返っても向こうに行ってしまうネコには、

ちょっと悲しそうに「ニャー」と鳴きましょう。

しょうがないなぁ、という感じでこちらにやってきます。

 

すり寄ってあいさつすると、

「これでいい?」という顔をして去っていきます。

やさしいなあ。

 

イヌでこれをやるのは、難しいですよね。

結論、

ネコは、社交的なんです。

そして、かわいいのです。

 

泣いても笑っても・・・

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

泣いても、笑ってもすっきりするって・・・なんか、変な感じがしませんか?

でも、思いっきり泣いたら、気持ちが落ち着いたなんて話、よくききますよね。

 

泣くと、副交感神経が活発になります。

この副交感神経って奴は、我々をリラックスさせてくれるシロモノです。

 

その効果は、悲しくって泣いても、感動して泣いても、もらい泣きでもOKです。

何でも目を潤ませるよりも、涙を流すほうが良いようです。

 

そして、笑い。

笑うと、活性化すると同時にリラックスもするそうです。

おまけに、免疫力アップですって。

んまあ、美容と健康にもよろしいようね。

 

そして、自分で意識して笑ってもいくらか効果があるんですって!

 

作り笑いと、あなどるなかれ。

いつも笑っていると、笑うくせがついて、その笑いは本物になるでしょう。

 

皆さん、

もっと泣いて、もっと笑いましょう。

そして、楽しい毎日をすごしましょう。

 

杖を使いませんか?

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

本日は、杖についておしゃべりしたいと思います。

 

杖・・・、

杖をつくって、みっともないのでしょうか?

井田的には、

中高年の方々が杖をついてさっそうと歩く姿はかっこいいと思います。

 

介護ショップのお客様で、「お年寄り」とは呼びにくいお若い方々の多くは、

杖をついて歩きたくないとおっしゃります。

無理をしてでも、今のままがいいとおっしゃります。

 

でも、そんな不安定な歩き方をされていては、腰を痛めてしまいますよ。

是非、杖をご利用くださいませ。

そのほうが、長くご自分の足で歩き続けられますよ。

 

そう、言いたくって、

でも、そのままは言いづらくって、井田は悩んでしまいます。

どういう言葉を使えば、この方々のこころに響くのでしょう。

 

今はいろんな柄のスタイリッシュな杖がたくさんあります。

どうか、杖のご利用を前向きに考えて下さい。

杖は健康と安全のために必要なものなんです。

目が悪い私がかけている眼鏡とおんなじで、ごく普通に、必要なものなのです。

 

そんなに遠慮なさらずに、何気なーく、使いこなしちゃいましょうよ。
ね!

 

膝痛と腰と感動!

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

昨日は大雪でしたが、今日は暖かです。

三寒四温って、本当に良く言ったものです。

先日福寿草を見かけましたが、なかなか本格的な春には時間が掛かりそうですね。

 

まだまだ寒い日がありそうですが、皆様お元気ですか。

実は井田は、わりと健康な人間なのです。

今まで怪我にも病気にも縁が無かったのですが・・・

先日膝を痛めてしまいました。

 

急に痛み出して、立つも座るもできません。

なぜかしら、年かなぁ。

などと思いながら、数日様子を見ましたが、痛いまま。

 

仕方が無いので、近所の接骨院に行ってみました。

何と、むか~しのぎっくり腰をきちんと治さなかったから、膝に負担がきていたそうです。

そのときの、先生の言葉が素敵でした。

 

「何で、痛くなる前に来なかったんだ!」

 

「でも、痛くなければ来ませんよ。」

といってもお耳に入りません。

 

「腰がずれたままで、足がはってきて、痛くなくても、膝にずっと負担が ・・・」

「痛みが出る前に来てくれれば、もっと簡単に直るんだ。」

真剣に、心から話して下さいます。

 

思わず感動してしまいました。

これぞ、達人。

うーん、これがプロの心意気!!

 

無理をされる前に、相談をしましょう。

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

ご無沙汰してしまいました。

お正月以来です。

その間にとっても寒い時もありましたが、ようやく春の兆しが見えてきました。

光の春って言うのでしょうか、日差しが長く強くなりました。

 

さて、

もしも、身体がうまく動いてくれなくなったり、

立ち上りが大変になったり、歩くのが容易でなくなったら ・・・

どうしましょう!

 

まずは、役場の福祉課にご相談下さい。

無理すれば、がんばれば何とかなるなんて、おっしゃらないで。

年齢に関係なく、市町村独自のサービスもありますよ。

 

ここでは、介護申請についてざっくりと説明しちゃいますね。

 

実は40歳以上と、65歳以上で少し内容が異なります。

まずは、お近くの在宅介護支援センターや、役場に電話です。

「介護の担当の方お願いします。

これで、OK。

手続きについて、教えてくれます。

 

もちろん、直接行っても大丈夫です。

 

申請はご本人か家族ならできます。

必要なものは、印鑑と介護保険証(64歳以下のからなら医療保険証)です。

あと、いつもかかっているお医者さん(主治医)の病院名と、

お医者様の名前、わかれば最後に通院した日時をメモして下さい。

 

介護保険証をいくら探しても見つからない場合は、再発行もできます。

 

もし、要支援や要介護がつくほどではなくても、

健康を保つためのいろいろなサービスを紹介してもらえます。

 

こういうところには、普段からよく立ち寄ってお話をきいておくと、

とっても役に立ちますし、いざというときに困らないので、心強いですよ。

 

私たちの街の福祉課や介護課です。

もっと身近に相談してみましょうね。

 

介護ショップに勤めていると、

無理して、がんばって、本当にどうしようも無くなった方の相談を受けることがあります。

そんなに、無理する前に誰かに相談をして下さい。

 

井田の、心からのお願いです。

 

あけまして、おめでとうございます!

あけまして、おめでとうございます。

マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

お正月、いーい響きですね。

今頃、私はこたつでみかんの皮をむいています。

きっと。

(実は、井田は原稿を書くまでで、ブログにアップするのは社長なのです!)

 

今年は辰年、

辰のように飛躍できたらいいですね。

でも、干支が絡むお正月なら、旧暦じゃないと意味がないのではないのかなあ・・・

と思っていまうワタクシ。

 

そう思いながらも、元旦はすがすがしい気持ちになってしまいます。

そして、三が日は晴れが多いですよね。

不思議ですね。

 

そして、新年の楽しみは初詣。

なんか、敬虔な気持ちになりませんか?

 

よく、

人はごまかせても、神様はごまかせないと言いますね。

私は特に信仰が無い人間ですが、

天に恥ずかしくない生きかたをしたいと思っています。

 

でも、ちょっと大変なことが続くと、

いつの間にか、落ち込んだり、心の中でグチを言ったりしてしまいます。

 

そんなときは、自分に向かって大きな声で

「それだけ文句を言えば気が済んだ?

さあ、行こうか!」

と、声をかけることにしています。

 

天を仰いで、また一歩前に歩こうよ。

 

そして、また新しい年がやってきました。

さあ、今年こそがんばろう、

と、毎年恒例の掛け声で始まります。

 

本年が皆様にとって良い年でありますように。

 

もしも・・・その2

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

クリスマスイブですが・・・

昨日の続きをお話しさせてくださいね。

 

③ 「もしも、水洗トイレが使えなくなったら」
実は、これはワタクシの妹が今回の大震災で体験したことです。


上下水道が使えなくなった埋立地の団地で、全ての家庭のトイレが使用禁止となりました。

公共の仮設トイレで行列した毎日でした。

体力がない方や体調が悪い方にはとてもつらいことでした。

 

では、家庭の中でできる対策はあるでしょうか。

防災コーナーをのぞいてみますと、簡易トイレや携帯トイレが販売されています。

簡単にできる一般的な方法は、便器に大きなビニール袋をかぶせて使用するやり方です。

でも、これではゴミとなったビニールが、たまってくると、破けるのが恐いし、臭いそうですね。

 

ここで、介護ショップの出番です。


      

 

例えば上記の商品は、ビニールの中に少量の水と一緒に入れてゼリー状にして使います。

排泄物を包み込み、臭いも防ぎます。

1人分なら1日に1回か2回の交換でよく、約30回分入っています。

 

    

 

上記のように初めから袋がセットとなっている商品もいくつかあります。

もともとは、ポータブルトイレ用に開発されたものですが、転用すると便利ですね。

 

「もしも・・・」

一度いろんな場面を想定しておくと、いざという時に、あわてないですむかもしれませんね。

 

もしも・・・その1

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

ご無沙汰していました。

 

いきなりですが、今日は「もしも・・・」というお話をいたします。

毎日、非常時や災害時への備えが話題になっています。

私たちも身近な問題について、考えてみましょう。

 

① 「もしも、地震で家がゆがんで戸が開かなくなったら・・・」

そうしたら、どうやって外に出ましょうか?

全ての戸が開かなければ、窓ガラスを破るしかないかしら。

 

その時は、まず、カーテンを閉めて下さい(ガラスの飛散を防ぐためです)。

次に食卓椅子など重くて大きいもので、思い切ってガラスを破ります。

そして、外に出る通路に布団などを敷いて、怪我をしないように脱出します。

 

いきなりヘビーな内容になってしまいました。

でも、起こりうることですよね。

こう考えると、部屋にも靴を一足置いたほうがよいのかな?

 

② 「もしも、停電が長期になってしまったら・・・」

寒い冬にファンヒーターは使えませんね。

電気不要のストーブが必要です。

 

ろうそく、懐中電灯、それに携帯電話の充電器もお忘れなく。

今は手回しの発電型充電器も売っていますよ。

 

炊飯器が使えないので、ガスでご飯をたこうかな。

今のうちに一度、鍋でご飯を炊いておいた方がいいかもしれません。

意外とおいしいですよ。

念のため、カセットコンロもあると安心ですね。

 

③ 「もしも、水洗トイレが使えなくなったら・・・」

今日は長くなったので、これは明日お話しいたしますね。

介護ショップがお手伝い出来る話になります。

 

能を鑑賞してきました!・・・その3

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

前回に続き、3日連続のブログとなってしまいました!

今日が能を鑑賞してきた・・・最終回です。

 

この日最後の演目が、本日のメイン演目の 『土蜘蛛』 でした。

 

病気で伏せっている武将の床に、妖怪土蜘蛛がおそいかかります。

次々に糸を繰り出しておそいかかる蜘蛛と人間のアクションシーンは、迫力満載です。

人間を「退治」しようと戦う蜘蛛は、かっこいいのです!

 

このお話では、一人の武将が訳もわからず妖怪におそわれています。

この武将は源頼光といいまして、

金太郎さんと一緒に、妖怪や鬼を退治してきた有名人です。

だから、きっと、妖怪の恨みをかっていたのでしょうか。

 

この蜘蛛さんは、女性が恋人を思う歌(古今和歌集)を歌いかけてからおそいかかってきました。

実は蜘蛛は女性で、これには深~い訳があるのでしょうか。

などと思いながら、鑑賞していました。

 

いずれにせよ、お能は、美あり、笑いあり、アクションありと、

想像したものと全く違って、とても楽しいものでした。

(それでも、台本がないと理解できない言葉が多い自分が悲しかったです)

 

皆様も、是非 「能」 をご鑑賞ください。

実は丸屋家具はこの 「伊那能」 の広告スポンサーだったんです。

だから、スポンサー特典で、公演チケットがタダで頂けたんです!

 

来年も広告協賛いたしますので、もしよろしかったら御一緒しませんか?

 

能を鑑賞してきました!・・・その2

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。


昨日の続きです。

能を鑑賞してきました・・・その続きです。

 

いよいよ舞台が始まりました。

「いよー」 ポン!、「いよー」 ポン!

鳴り物が不思議の世界をかもし出します。

 

始めの演目は、『羽衣』です。

若い女性の能面をつけた天女の声は、どこから聞いても男性のもの。

しずしずと歩く姿は美しいのに ・・・ 。

 

なんて、思いながら見ているうちに、

不思議ですねえ、

いつの間にか、きれいな女の人にしか見えなくなります。

 

そして、羽衣を返してもらってからの天女の美しいこと。

ただ、ただ、見とれてしまいます。

これほどきれいな人はいるのでしょうか。

そして、なんてきれいな布なのでしょう。

 

天女が去っていくのを、見送っている漁師さんが呆然と立ちすくしているように見え、

かわいそうになってしまいました。

それとも、私と同じで、見とれていたのでしょうか。

 

次の演目は狂言 『ぶす』

会場中が笑いにつつまれていました。

軽妙にぽんぽんと続くセリフと、演者のこっけいな動きは、

もっと見ていたい、もう一度見たいと、思わせます。

楽しく、感動いたしました。

 

実は、この後にメインの演目 『土蜘蛛』 と続くのですが、

長くなりましたので、

この話・・・明日に続く!

 

能を鑑賞してきました!

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

先日の日曜日に、伊那にて能(伊那能)を鑑賞してきました。

しかしワタクシ、古典芸能はとんと分かりません。

 

子供の頃、居間に掛けてある能面を怖いと言ったら、

父親が若い女性のお面を手にとって、

「ほら、この角度にすると、笑って見えるね、

でも、この角度にすると怒っているような顔になる。

能面は角度や動きで表情が変わるんだよ」

と、教えてくれました。

 

動かないお面の表情が変わるなんて、不思議だなあ。

今でも、やはりお能はよく分からないままですが、

なんとなく憧れだけが残っていました。

 

そんな初心者の私に、この「伊那能」は、とても優しい公演なのでした。

公演前の午前中に、

演目の説明や、能の表現、見所を教えていただきました。

ロビーでは琴と尺八の演奏を聞きながら、抹茶を振舞っていただきました。

ふりがなを振ってある、台本も頂けます。

更に、舞台の横には、簡単な現代語訳も表示されます!

 

どうです、これならどうにかわかるでしょう。

 

午前中に能について説明してくれた方は、かなりのお歳に見えました。

(ごめんなさい)

ところが、午後の公演ではだれよりも朗々と響く声で、演じていました!

かっこいいっっ!!

 

実際に能の舞台は結構小さいのです。

そこへ鳴り物や地謡などの方が場所をとるわけで、

小さい舞台がなお小さくなってしまいます。

 

これじゃあ、舞台がはじまったら蹴とばされるのではないかしら、

心配になってしまいました。

 

それが、あら不思議、

実際にお話が始まってくると、舞台がどんどん広がってきて、

大きな世界に見えてくるのです。

 

やっぱり聞き取れないセリフがありましたが、

それでも、いつの間にか不思議な世界に入ってしまいました。

 

実際に見てみるとわかります。

能って動きがあり、ロマンがあるのですね。

 

でも、やっぱり、

台本がないとセリフが分からないワタクシでした。(笑)

 

紅葉の秘密

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

なんと、三日連続の登場です!

初めてのことだと思います。

よろしくお願いいたします。

 

昨日の立冬、本当に寒くなりました。

いきなり冬になった感じでした。

 

でも、今日は紅葉のお話しです。

今年の紅葉は遅れ気味だったと思うのですが、

さすがに、木々が赤や黄色に染まりました。

いまだ残っている緑の葉とのコントラストが、青空に映えています。

 

この景色、同じ色合いは二度と無く、毎日、毎日そのその景色が変わっていきますね。

うーん、自然ってすばらしい!

 

ところで、この赤や黄色は、葉っぱの本当の色なのです。

実は葉っぱは、初めから赤や黄色をしているのです。

 

植物は皆さんご存知の通り光合成をしますよね。

赤や黄色の葉っぱの表面には、

この、光合成をするための葉緑素がちりばめられているのです。

だから、緑に見えるのですね。

 

そして、秋になるとこの葉緑素が分解されて、隠れていた、赤や黄の色がつかの間現れます。

そして、やがて風に乗って散っていくのです。

うーん、自然っておもしろい!

 

よく、夏にひでりの年はもみじの発色が悪いといいますが、

葉っぱが栄養をつける時期に、天候不順では、葉っぱに良い色がのりませんよね。

では皆様、今一時のこの色合いをご一緒に楽しみましょう。

 

物語の地

おはようございます、マルヤ介護ショップの井田です。

 

突然ですが、今朝は、なつかしの物語のお話しです。

「むかーしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。」

 

子供の頃に、くり返しくり返し読んだむかしばなし。

読み返すたびにお話の中の景色が目の前に浮かんできませんか?

 

私は子供の頃は「日本のむかしばなし全集」が大好きでした。

大きな本で、たくさんのお話がのっていました。

よっこらしょ、とかかえて毎日1話か2話ずつ楽しみに読んでいました。

 

私はこの不思議な話をもっと読みたくて、

がんばってがんばって、ひらがなを覚えました。

そんなけなげ?な時代を過ぎて、大人になってしまったワタクシ。

 

関東から、長野県に引っ越してきて早数年。

ある日、1人でぼうっとで電車に乗ってましたら、アナウンスが流れました。

 

「次は姨捨、姨捨。

電車はこの駅でしばらく停まりますので景色をお楽しみ下さい。

尚ここは、有名な姨捨伝説の地です」

 

な・なんですってえ!!

私は愕然としました。

あの物語の地が本当にあって、今そこにいる!

本当に?

 

勝手に、あの大好きな本の文章が浮かんできます。

「むかしむかし、信濃の国(今の長野県)にまずしいけれど、

それは仲の良いおやこが住んでおりました。

ある日 ・・・」

 

それはもう、かっこ・ながのけん・かっこ閉じの文字まで。

この驚きと感動・・・

皆様、わかって下さいます?

 

身が震えるほどで、声も出ませんでした。

(本当なんですよ)

突然、物語の中に入り込んでしまうなんて。

でも、これは現実です。

ああ、こんなことがあるんだ。

 

長野県の人にとっては、あまりに当たり前のことで、

何に感激しているのかあきれてしまうでしょうか。

 

後日、松本地方が有名な「龍の子太郎」の元となった民話の土地なんだと知り、

再度感激してみたりして、

伝説の地、昔物語の地に立っているんだと思うと今でも不思議な気がします。

 

では、皆様も是非、物語の世界に旅してみて下さいませ。