こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。
暖かな春の一日となっております。
開花宣言はまだですが、陽だまりのソメイヨシノはほころび始めました。
一両日中に開花が宣言されると思います。
さて、
丸屋家具も本日より新年度となります。
期が新しくなっただけで、なんかやる気が出てくるのも不思議ですが、
今期も頑張ります。
よろしくお願いいたします。
ところで、
新年度を迎えるにあたって、大掃除をいたしました。
広い店内なので、いまだに掃除途中のところが多いのですが、
行った所はピカピカしております(階段のワックスの塗り替え等)。
そんな中で、
お宝を発見いたしました!
これです。
羽子板です!
それも、全長75㎝もある大型の羽子板です。
調べた所、25号というサイズなのだそうです。
押し絵の立体作品ですが、モチーフは「汐汲」と「河庄」・・・共に歌舞伎の演目です。
以下、ネットで調べた薀蓄です。
汐汲(しおくみ)
歌舞伎、日本舞踊で知られる汐汲です。
都に帰っていった男を思い慕う海女の松風。海の水を汲む桶を肩にかけて踊ります。
桶を手に舞う姿に、恋人を慕う乙女心を表してます。
羽子板には、海のように広大な幸せを汲めますようにという願いをかけています。
河庄(かわしょう)
河庄は近松門左衛門作の「心中天網島」の見どころを歌舞伎に再編したもの。
主人公の治兵衛、無責任でどうしようもないダメ男ですが、色気があってイケメンで、
そんな男が好きな女性が多く、羽子板のモチーフになることが多いようです。
とのことです。
ネットで調べた25号サイズの羽子板は、非常に高価で驚きました。
昔はこんな高価なものを売っていたんだ!
時期をはずしますが、丸屋家具の中古ショップに並べておきました。
興味のある方はどうぞ。
古いもので、難有りです。
その分、破格の値段になっております。