こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。
家具の機能、品質について、お話しをしてみたいと思います。
はじめに、皆様は家具にどのような「品質」をお求めですか?
例えば、食堂テーブルについて・・・
物を置いた時に、例えば箸が転がらないように、天板が平であるとか、水平を保てることが求められる品質でしょうか?
えっ、そんなの当たり前でしょ!
天板が平じゃないテーブルなんてある訳ないでしょ!
あったら、そんなの品質以前の大問題でしょ!
その通りです。
世の中に天板が平でないテーブルは、「ない」はずです。
あるいは、使っていたら天板が反ってくるテーブルは、「ない」はずです。
あったら、品質以前の大問題・・・つまり、それは「機能」の問題なのです。
テーブルにとって、平らな事、水平な事は必要な「機能」です。
この機能なくして、見てくれがテーブルでも、それはテーブルとは呼べないはずです。
昨日、バターとマーガリンのお話をいたしました。
昨日の話は、
マーガリンは性能的にはバターと同じ「機能」を持っているのだが、安全という「品質」では大問題がある。
と解釈すると分かり易いですよね。
さて、家具です。
私、以前に、とある所で「箸が転がるテーブル」を見た事があります。
そのテーブルは、中央が膨らんで、全体が反り返っていました。
乾燥不足の材料を使ったのが原因でしょう。
乾燥に手間暇・時間を掛けると、当然原価に跳ね返ります。
海外のメーカーには、手を抜くのか、心配りが足りないのか、
稀に、品質以前の問題のある家具を出荷する所があるようです。