見えにくい品質の差

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

見えにくい家具の品質について、お話をします。

 

その前に、壁材として使われている「石膏ボード」をご存知ですよね。

たぶん耐火性能が高くて、価格も安いので、よく使用されていると思うのですが・・・

私は石膏ボードに、ちょっとだけ不満があります。

それは、ネジが利かない事、画鋲も難しい事。

 

石膏ボードの壁に、子供の写真を入れた額をネジを打って飾るとします、しばらくすると落下してしまいます。

ホームセンターに行くと、石膏ボード用の仕掛けがしてあるネジも売っていますけど・・・

あれって、一度使うと、あとで取り外したりする時大変なんですよね。

 

さて、家具の話になります。

私、石膏ボード以外に、ネジが利かなくて困った体験があります。

 

以前、子供を連れて富士急ハイランドに行きました。

トーマスランドで楽しく遊びました。

その時、お土産にトーマスの描かれた化粧版のテーブルを買いました。

テーブルと言っても、脚は折り畳み式で40㎝×50㎝位の小さな物です。

でもちょっと高かったです。

 

高い割には、折り畳み式の脚が安っぽく、危険に思えました。

うちの子は、活発というか・・・何というか、テーブルの上に乗ったりするので・・・

ホームセンターに行って、頑丈な脚だけ買って来て、付け替えました。

正確には、付け替えようとしました。

ところがネジが利かないのです!

 

化粧版の裏面にネジを打ち込むのですが、ぼろぼろと崩れて、全くネジが利きません!

裏面は茶色のボードです、固いのですが、ネジが食い込むたびに崩れ落ちるのです。

それまでのネジはどうして利いていたんだろう?

不思議でしたが、後の祭り。

前のネジも利かなくなり、全く使えないテーブルになってしまいました。

 

さて、このネジの利かない板の正体ですが、ファイバーボードと言います。

 

ファイバーボード・・・木材そのほかの植物繊維を主原料とし、これらをいったん繊維化してから成形した板状製品・・・(財)日本木材総合情報センターより、詳しくは下記参照して下さい。

http://www.jawic.or.jp/tech/syurui/syurui5.php

 

原料は、どんな木材でも、あるいは木でなくても構わないみたいです。

溶かして、繊維を取り出して、接着剤で固めた物です。

色々な種類があるみたいです。

(今思えば、ドリルでネジより一回り小さな穴をあけてから、やれば良かったのかな?)

 

家具の素材として、現在はこんな物まであるんですよ。

安かったら諦めも付くんですが・・・高かったんだよね、こんな物が・・・

 

こんな視点で見ると、割高な家具って、結構ありますよ。

明日に続く。