オイルフィニシュ・・・その2

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

この時間、青空が広がっております。

午前中は湿度が高く、ジメジメした感じがあったのですが、

今は爽やかな風が吹いております!

 

やっぱり、カラ梅雨かしら?

 

明後日からは、また雨模様らしいので、

どちら様もお気をつけください。

 

さて、

昨日書いたオイルフィニシュについて、

ちょっとだけ、追加のお話です。

 

飛騨産業の「森のことば」は、

それまでは捨てていた(正確に言うと、燃料として燃やしていた)ナラ材の節の部分を、

デザインに活かした家具シリーズです。

 

木に節があるのは当り前。

それを活かすことで、自然な風合いを家の中に持ち込むことに成功しました。

家の中に「森」が入りこんだ気分にしてくれます!

 

と言うことで、

わたしの大好きなシリーズです。

 

木の持つ自然な風合いを活かすのが、オイルフィニシュ塗装です。

オイルフィニシュ塗装に使われる亜麻仁油などは、酸素と化学反応を起こして硬化します。

ただし、カチンコチンになるわけではありません。

木の中に染みこんで、一体化するイメージです。

木の伸び縮みに合わせて、塗装も伸び縮みする感じかな。

 

だから、

木の自然な風合いを活かすデザインの家具にはこのオイルフィニシュ塗装が多く用いられます。

当然、「森のことば」にもオイルフィニシュ塗装が使われているわけです。

 

ただし、

自然の風合いを残す代わりに、弱点があります。

塗装皮膜が弱いのです。

 

テーブルなどを台拭きで毎日お掃除をすると、

皮膜が取れてしまいます!

その後は、木地に汚れが染みこんでいきます。

 

展示しているだけでも、経年劣化します・

 

と言うことで、メンテナンスが必要になるのです。