ビール純粋令

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

丸屋家具は、昨日までの3日間、健康寝具フェアを開催致しました。

ご来店頂きましたお客様、誠にありがとうございました。

実際に寝て頂き、その素晴らしさを体感して頂けたものと自負しています。

今後とも、丸屋家具をよろしくお願い致します。

 

さて、ビールに関するうんちく話です。

 

麦芽100%のプレミアムビール「キリン一番搾り」が3月に発売されると紹介致しました。

期待しています。

安くて、美味しいと思うからです。

 

でも、麦芽100%だと美味しいのか?

・・・それは、疑問が残るところです。

何しろ、味は好みですから。

 

日本国の酒税法により

ビール・・・水、ホップ以外の原料の内、麦芽を3分の2以上使っている発泡性飲料

発泡酒・・・麦芽をちょっとでも使用している発泡性飲料(使用量により税率が変わります)

その他の発泡性飲料・・・麦芽が全く入っていない発泡性飲料

となっております。

税率は、麦芽の使用量が多い順に高いです。

 

税率が高いほど美味しいのか?

これも疑問です。

 

ただ、ビール愛好者は麦芽100%にこだわりを持っています。

「ビールは、麦芽から造ったものだけが、ビールと呼べる」

「麦芽100%以外はビールではない」と思っています。

 

なぜか?

1516年、現在のドイツの地方都市バイエルン公国の王ヴィルヘルム4世が法律を発布しました。

「ビールは水、麦芽、ホップ、酵母のみから造ること」

世に言う「ビール純粋令」です。

この法律は、ドイツ国内で造られ消費されるビールに関して、今でも有効です。

 

ビール愛好者は、ヴィルヘルム4世を尊敬し、ビールの神様と崇めています。

だからビールは麦芽100%だ・・・・と言います。

 

それは、それとして、

味は麦芽100%が良いとは限らないでしょう・・・と私は思うのであります。

 

世の中、色々な材料で出来た色々な酒があります。

それぞれに個性があって、味わいがあります。

味わいごとに、人それぞれの好みがある訳ですからね。

 

ビールと呼ばないものでも、美味しくて当たり前なのです。

無理にビール味にする必要はないのです。

麦芽使用量によって税率を変えた、日本の酒税法がおかしいのであります。

 

ただ、私はビール愛好者故の「ビール純粋令」の呪縛から逃れられない一人です。

あ~、春が待ち遠しい。