僥倖・・・その14 の2

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

いい天気です!

 

さて、

5日(火)に竜王戦5組の決勝戦がありました。

石田直裕五段(先手)VS藤井聡太七段(後手)戦でした。

結果を先に言うと、藤井七段が96手で勝ち、

5組の優勝者として、昨年度に続き、本戦トーナメントに進出を果たしました。

 

おめでとうございます。

本線トーナメントでの活躍を期待いたします。

 

ところで、

この対局の67手目に、石田5段が6三歩と打ちました。

解説では同金は7二銀の飛車、金の両取りを仕掛けられるから、

これは絶対に無いという内容でした。

実況している将棋ソフトの見通しも同様でした。

 

ところが、藤井七段は同金と出たのでした!

当然、ソフトの評価値は、一気に大幅なマイナスに転びました。

 

でも、解説者は・・・

「藤井七段が同金としたからには、・・・詰みがあるということですか?」

「読み切っているということですか・・・」

 

そこから、必然的な手順で9手進むと、

ソフトの評価値が、突然、藤井七段が有利と傾くのであります。

 

そこから、これまた必然的な手順で6手進むと、

ソフトの評価値はほぼ藤井七段の勝勢と変わり、

更に2手後(85手目)には詰みありの評価が出ました!

 

要するに、

将棋ソフトが読めなかった手順を、

藤井聡太7段は、68手目の同金で読んでいたのです!

(正確には66手目の同銀ですが・・・)

 

もうネット上では大騒ぎ!

 

毎局、藤井七段の対局では驚きの手順が出るのですが、

今回の読み手順は、

15手もソフトが遅れを取ったのでありました!

 

え~っ!