干支の組み合わせは、なぜ120通りではなく、60通り・還暦なのか?

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

このところ寒い日が続いてました。

(昨日20日が大寒!)

今日は、お日様の日差しも強く、日中はちょっと暖かになりました!

 

早く、

春よ来い!

 

さて、

今年の干支は「辛丑」だそうです。

だそうです・・・

すみません、一般常識がなくて・・・

 

「辛丑」・・・「かのとうし」と読みます。

あるいは「かのとのうし」「しんちゅう」だそうです。

 

でもって、

干支(えと)ですが、「かんし」とも読むそうです。

かんし・・・

干支の正式名称「十干十二支」・・・「じっかんじゅうにし」と読みますが、

これから、十と十二を除いた部分です。

 

干支の「干」は幹、「支」は枝のことだそうです。

10の幹と12の枝です。

 

十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

です。

 

10と12の組み合わせは120通りあるはずですが、

還暦というように、

暦を一回り(還)するのに60年・・・60通りの組み合わせしかありません。

 

えっ?

 

と言うのは、

組み合わせの方法に縛りが在るからです。

 

その縛りとは、

順番に並べ続ける・・・と言う縛りです。

 

十干の甲から、甲子・甲丑・甲寅・・・・・甲亥

と組み合わせて、甲が12回終わったら、

乙子・乙丑・乙寅・・・・・乙亥

と並べていけば組み合わせは120通りになりますが、

甲子・乙丑・丙寅・・・・・癸酉・甲戌

と「干」「支」から、一つずつ順番に並べるという縛りがあるのです。

 

10の干と12の支から順番に並べていくと、

61番目には、1番目の組み合わせと同じ「甲子」が現れます。

このあとは、1~60の組み合わせと同じ繰り返しです。

 

単純な組み合わせだと120通りあるのですが、

10の干と12の支から順番に並べていくと、

絶対に組み合わせが起こらないのが60通り出てくるのです。

 

10の干を6回繰り返し、12の支を5回繰り返すと同じ60回ですが、

61回目の組み合わせは、はじめの組み合わせに戻るのです。

 

10と12の最小公倍数が60と言うことですね。