秋の七草・・・葛について・・その2

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日の続きです。

秋の七草、葛についてお話しします。

 

「葛の根のお湯」と書いて「葛根湯」・・・「かっこんとう」をご存知ですか?

私のパソコンでは「かっこん」「くずね」で「葛根」は出て来ません。

「かっこんとう」では「葛根湯」と変換されます。

それだけ認知度が高いと言うことでしょうか?

 

葛根湯は漢方薬で風邪などに処方される薬です。

書いて字のごとく、主成分は「葛の根」から作られた薬です。

発汗作用があり、体を温めることによって、病気を治すとのことです。

第一三共製薬のの「カコナール」も葛根湯を主成分にしています。

 

さて、葛根湯には「葛」以外に、

麻黄(マオウ) 、桂皮(ケイヒ) 、芍薬(シャクヤク) 、甘草(カンゾウ)

大棗(タイソウ)、 生姜(ショウキョウ) が含まれているそうです。

 

では、純粋な葛の根はどの様な味なのでしょうか?

近隣のスーパーで販売されている葛粉には、馬鈴薯のデンプンがかなり含まれているそうです。

純粋な葛粉で有名なのは ”吉野葛” です。

あの桜で有名な奈良吉野山の ”吉野” です。

 

吉野には古くからの葛専門店が何件もあるようですが、

その内の一店を下記に紹介します。

 

http://www.yoshinokuzu.co.jp/yoshinokuzu.html

 

上記のページに出ている白い固まりが葛のデンプンです。

葛の根を砕き、何回も冷たい水に晒して出来上がった物です。

(以前テレビで見ましたが、大変な作業でした)

ですから出来上がった葛粉は非常に高価です。

100グラム600~700円ぐらいします。

 

この話、更に続く。