商品の持つ力を引き出す。

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日に続き「プロフェッシャル・仕事の流儀」を見てのお話しの続きです。

 

番組の中でこんなフレーズがありました、

「この男に任せれば、なぜか店に人が集まりモノが売れる」

昨日書いた通り、片山さんが改装を手がけると、売上が倍になるのだそうです。

 

商品が変更される訳ではありません。

同じ物を売るんです。

ショップの改装をしただけで、売上が倍になるのです。

 

奇抜なことをしたり、お金を掛けたりして集客した結果、

来店数が増え、それに平行して売上が増えた訳ではありません。

 

お客の立場に立ち、自分が客だったら、こうすれば自然にお店に入ってしまう。

入ると、奥まで自然と誘導されてしまう。(導線と言います)

その間に、商品が自然に目に入るように配置されている。

商品の魅力が自然に伝わるように配置されている。

その結果として、モノが売れる。

 

モノにはそれ自体が持つ魅力があります。

しかし、ただ置いてあれば、その魅力がお客様に伝わるものではありません。

伝えるには、お客様に来て頂ければならないし、

魅力を伝えるには、伝えるなりきの工夫をしないといけない訳です。

 

片山さんはデザインに対してこんな事を言っていました、

「どれだけ愛情を注ぎ込むか、

注げば注ぐほど、売上の多いショップが出来る」

 

丸屋家具の展示を思い起こせば、反省することばかりです。