半夏生の花

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

松本の平は、朝方かなり涼しかったのですが、今は暑くなっています。

皆さまのところはどうですか?

夏本番を控えて、熱中症対策の内容が今日ラジオから流れていました。

頑張って節電の夏を乗り越えたいと思います。

 

さて、

先日、平松洋子さんのエッセイ集 ” なつかしいひと ” を読んでいましたところ、

知らない言葉にぶつかりました・・・(p107 雨をよろこぶ)

(読めない、知らないは、しょっちゅうなんですが・・・)

 

半夏生・・・

うっ!

すみません、知りませんでした。

聞いた記憶すらありませんでした。

 

皆さまはご存知だと思いますが・・・

ちょっと解説を、

 

半夏生・・・ ” はんげしょう ” と読みます。

ドクダミ科の多年草です。

写真は下記をご覧ください。

 

http://www.google.co.jp/search?q=%E5%8D%8A%E5%A4%8F%E7%94%9F&hl=ja&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=hA_oT9qVG-HqmAXT78ydCw&ved=0CGwQsAQ&biw=975&bih=540

 

半夏生・・・半化粧とも書くそうです。

この植物、葉が半分真っ白になります・・・だから半化粧→半夏生です。

ただし、白くなる葉は、花の下の葉っぱだけです。

小さな花と白い葉っぱで、ひとつの大きな花と言うことですね。

 

ところで、

半夏生には植物の名の他に、もう一つ、別の意味があります。

それは、二十四節気・七十二候の30番目の候の名前です。

半夏生・・・” 烏柄杓がはえる頃 ” と言う意味です。

 

烏柄杓(カラスビシャク)・・・烏(カラス)の柄杓(ヒシャク)です。

詳しくは下記をどうぞ。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%93%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AF

 

非常にやっかいなことに、この烏柄杓から取れる生薬の名前が

” 半夏 ” と言います。

もちろん、半夏生と烏柄杓はまったく違った植物です。

 

長くなりましたので、この辺で、明日に続く。