マットレスの選び方

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

二日間、ファミリー祭へのご来店、ありがとうございました。

私も、ちょこっと手伝っておりました。

何しろ丸屋家具を上げてのイベントですから、私も手伝わせていただきました。

 

さて、

本日はマットレスの選び方についてお話ししたいと思います。

これは家具の世界でも介護の世界でも共通の話題です。

 

お客様がベッドのフレームを決めてから、

いざマットレスを選ぶ時に、よく伺う要望です。

「腰が悪いから、硬いマットにしてね」

「一番硬いマットはどれですか?

と言う内容です。

 

” 硬いマットは身体に良い ”

この観念は広く、ひろ~~く、いきわたっています。

でも、待ってください。

ちょっと違うんです!

 

昔の日本のマットレスは、腰の部分が落ち込んでしまうほど柔らかいものが多数ありました。

これはその頃に広まったお話のようです。

 

マットレスには「適度な柔らかさ」が必要なんです。

だって、人間の身体は曲線でできていますよね。

まっすぐ立った姿勢を横から見てください。

肩、背中、腰のラインがS字ラインのカーブを描いていますよね。

この曲がり具合の半分くらいを再現できるマットが、実は理想的と言われているんです。

 

もっと具体的に申しますと、

ベッドに腰掛けてみて、ちょっと沈みすぎるかなと思うくらいがベストです。

横になるとお尻がほんの少し沈むけれど、よく観察すると背骨は真っすぐのまま、

寝ている人は、自然に力が抜けて楽になっていく ・・・。

こんなイメージです。

 

もし、硬すぎるマットレスに寝ていると、

直線を保つ寝具の上で、背中と腰のラインが無理に伸ばされてしまいます。

つまり、身体を無理に伸ばすために、ねじれた姿勢になります。

これでは不自然ですよね。

 

当然血行が悪くなる部分が発生して、寝返りの回数が増えてしまいます。

その結果として、眠りが浅くなりがちです。

「よく寝ているのに、疲れるなぁ~」

なんて、言い出しかねませんね。

身体がうまく動かずに、思うように寝返りが打てない方には、もっと大変です!!

 

快適な寝心地は、個人の感性や好みが大きく関与するため一概には決められません。

皆さんのその御好みは大切なものです。

でも、

「硬いマットレスが最高」 という観念からちょっと離れて、

いつもの寝具を見直してみてみませんか。

(実は枕も大切なアイテムなんですが)

今までより快適な睡眠が待っているかもしれませんよ。

 

次回は床ずれ防止マットレスについてお話したいと思います。

何故、床ずれ防止のマットやエアマットはあんなに柔らかいのでしょうね。