Showrooming・ショールーミング?

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

リアルで試して、ネットで買う・・・昨日のお話しの続きです。

 

はじめに「Showrooming・ショールーミング」の意味ですが、

昨日の靴の話のように、

店舗は実物を試す場と化して、購入は安いネット通販で行うと言う意味です。

実店舗がただのショールームになるからショールーミングと言う訳です。

 

「Showrooming・ショールーミング」と言う言葉は、まだ日本ではなじみが薄いようですが、

米国の小売業界では、深刻な問題として受け止められているようです。

スマートフォンが普及している米国では、19%の消費がネットを介して行われているからです。

 

あまり書きたくないけど、ネットが安いのは当たり前です。

それは、ひとつには在庫リスク(展示リスク)がないからです。

ネット通販では、注文が来てから仕入れたり、メーカーに頼んで直送させたりしますので、

在庫負担が無い場合が多いんです。

 

在庫(展示品)を持つにはお金が掛かります。

そのお金が借りたお金なら、更に金利も掛かります。

在庫を置くスペースには倉庫代が掛かります。

 

お店で商品を展示をするのにも、家賃・照明代・冷暖房費・その他諸経費が掛かります。

自分が所有する店舗でも、建築時の建物費用が掛かっていますし、

毎年、固定資産税が掛かります。

販売員を雇っていれば、人件費が掛かります。

 

大体が、仕入れた物が全て売れる訳ではありませんから。

だから、在庫リスク(展示リスク)なんだし、

ネット販売ではその分安くなるのは当然です。

 

ちょっと後ろ向きっぽい話になりましたが、

この話、更に明日に続く。