トランス脂肪酸の話・・・2

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

本日は秋晴れのいい天気であります。

さぞかし松本城の”そば祭り”は盛況のことと思われます。

昨日仕事でお城の前を通りましたが、歩行者天国の人出が凄かったです。

(すみません、昨日は会社での滞留時間が短くブログをお休み頂きました。失礼いたしました。)

 

さて、トランス脂肪酸のお話をさせて頂きます。

 

そもそも、トランス脂肪酸の ”トランス” とは何か?

英語でトランス脂肪酸は下記の様に言い表します。

 trans fat トランス脂肪 (この fat は名詞で脂肪の意味)

 trans-unsaturated fatty acids トランス不飽和脂肪酸

そして、”trans-” とは”変転、移転”の意味です。

 

つまり、トランス脂肪酸とは元々の脂肪酸から何かが”変転、移転”された脂肪酸という意味なんです。

何が移転されたかと言うと、それは水素です。

本来あるべき位置から-Hが反対側にくっついているのです。

たったそれだけのことなんですが、これが大問題なんです。

 

トランス状態の脂肪酸は自然界に存在しません。

自然界に存在しないものを、我々は分解できないのです!

体内に取り込まれたトランス脂肪酸は分解されずに蓄積されます。

トランス脂肪酸が動脈硬化等の原因物質とされるのはこの為です。

 

(トランス脂肪酸は稀に自然界に存在します。

牛などの反芻動物の胃の中でバクテリアによってトランス脂肪酸は生成されます。)