こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。
早速ですが、トランス脂肪酸の話しです。
本日が最終回です。
昨日までに、精製油にはその製法上どうしてもトランス脂肪酸が含まれてしまうお話しをしました。
含有率は1~2%です。
本日はトランス脂肪酸含有率10%の食品の話をします。
高温により-Hの位置が変わることによってトランス脂肪酸が出来てしまうお話しをしました。
実は油に-Hを無理矢理くっつけて作る食品があります。
油に-Hを無理矢理くっつけると、油は固形化します。
そうですマーガリンです。
マーガリンには-Hを無理矢理くっつける過程で、トランス状態の-Hが多数生まれてしまうのです。
この結果トランス脂肪酸の含有量がマーガリンは飛躍的に多くなってしまうのです。
もう一つあります、ショートニングです。
ショートニングはお菓子などに使われる固形の油です。
別名を無水マーガリンと言います。
ショートニングは高温だと液体で、常温では固体です。
ですので、クッキーなどに入れるとサクサクした仕上がりになります。
この為お菓子の原材料には必ずと言っていいほど使われます。
食用油だけでなく、この様にショートニングが使われている食品まで含めると、トランス脂肪酸が含まれる食品はかなりの数に上ります。
大昔の話ですが、マーガリンのことを人造バターなどと呼んでました。
それに対してメーカーは、マーガリンは植物由来だから体にいいと普及に努めました。
10%もトランス脂肪酸が含まれる食品はとても体にいいとは言えませんよね。