いらっしゃいませ。
昭和がらくたビアホールへ、ようこそ!
マスターと務めます丸山です。
当店のメニューは、昭和にまつわるビールのカケラでございます。
ビール好きが高じて集めてしまった、
ビール関連グッズをメニューにお出ししております。
今夜のメニューは、
昨日の続き、サントリーのジョッキについてであります。
中央のエンブレムのリボンには
「SKÅL! SUNTORY BEER」
と書かれています。
「スコール! サントリービール」
これは、デンマーク語で「乾杯、サントリービール」の意味です。
いまでも、サントリーの社員は、 ビールで乾杯する時、 「スコール!」 と言うそうです。
(もちろん、社長も言うとのことであります。)
何故、デンマーク語なのか?
実は、 デンマークのビール会社「カールスバーグ」にビールの製法を教わったからです!
え~っ!
前にも書きましたが、 サントリーがビールを発売したのは1963年・昭和38年です。
(※寿屋の時代にオラガビールを発売していた時期を除く)
北欧風ビールとして売り出しました。
ウイスキーの利益をバックにビールの製造に乗り出すのですが、
日本国内で教えてくれる相手などいる訳もなく、
白羽の矢が立ったのがデンマークのビール会社「カールスバーグ」だったのです。
だから、北欧風ビールと宣伝したんです。
今、日本国内のカールスバーグは、サントリーがライセンス生産しています。
と言うことで、
このエンブレムとサントリービールの欧文のロゴマークから判断して、
このジョッキは昭和40年台のものと推測いたします。
高さ:27.5cm 容量:1000cc
参考オークション落札価格 : 1500円~2000円
もちろん、もっと高いこともありますので、保証の限りではありません。
追記
実は、先日(平成28年10月中旬)このジョッキがオークションに出ました。
しかも、箱付きで!
その箱から判断すると、
このジョッキは、サントリーが何らかの目的でドイツに発注したのもであることは確実です。
落札金額は私の予算を上回る2500円で、落札できませんでした。