三九郎

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

本日は個人的にお休みを頂きました。

昨日の新年会で飲み過ぎたためではありません。

(飲み過ぎてはいます。)

 

朝9時から、今夜の「三九郎」の準備を致しました。

 

初めに、3本の支柱を頂上で結び、三角錐を作ります。

補強と足場のために2段か3段に横棒を組みます。

アンコとして、中に稲藁を3段に積みます。

ここまでは大人がやります。

最後に、子供達が藁を横棒に掛けたり、松飾りを掛けたりダルマさんを付けたりします。

 

私の地区では、今夜5時に火を付けます。

元々は小正月の行事ですから、旧暦の15日に行なわれる行事です。

元日が大正月、15日が小正月、この間が松の内です。

だから、松飾りをこの日に集めて燃やすらしいです。

 

昔はこの小正月に元服式を行ないました。

だから、成人式が新暦の1月15日に行なわれる様になりました。

しかしながら、2000年から成人の日は1月第2月曜日に変更されています。

だからでしょうか、昔は15日に行なわれていた三九郎も、町会によって行なわれる日が違ってきています。

 

ところで、三九郎の呼び名は松本平独特の呼び名です。

全国的には「どんど焼き」と呼ばれている地域が多いそうです。

当地方で何故三九郎と呼ばれるかには諸説あるみたいです。

道祖神の名前説。

人形の名前説。

3っの苦労を取り払う祈念を込めた説。

人名説等いくつかあるみたいです。

 

最後に、残り火で繭玉(こめ粉で作った団子)を焼いて、無病息災を祈ります。