カテゴリー別アーカイブ: 井田的なお話

雨氷!

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

大変ご無沙汰しておりました。

申し訳ございませんでした。

 

早速ですが、皆様、

私が、生まれて初めて遭遇した風景をご覧ください。

 

   雨氷

 

撮影した日は1月31日です。

扉温泉明神館と山形村スカイランドきよみずの宿泊客の皆様が、

雨氷による倒木で下山できなくなった、翌々日です。

 

塩尻峠が通行止めで、辰野に回り込もうとした道で撮影したものです。

 

山全体が氷に覆われておりました。

氷に覆われた森は、日の光を受けると七色に光っておりました!

山は、どこまでも輝き・・・

 

ただし、

車の天井に、

「カン、カンカン、ドン、ドドド、ガッ」

解けて剥がれた氷が落ちてきました!

 

とにかくすごい音です。

 

スタッフからは

「キャー、車に穴が開く!」

との叫び声。

 

良く見ると、枝と枝の間まで氷になっていますが、

それらが、日が照ってきたため、氷が解けて降ってきたのです。

 

雨が木の枝が凍りついて、重みで倒れるとは聞きましたが、

こんな風景は想像もしていませんでした。

ワタクシはもちろん、地元育ちの同僚も初めて見る景色です。

 

倒木で下山できなかった皆様にはお見舞い申し上げます。

ただ、あの美しさは、目に焼き付いています。

自然って、怖いけれど、美しくも不思議ですね。

 

 

※店主丸山から情報です。

昨日、塩嶺峠の頂上で撮影した写真です。

塩嶺峠の頂上には、日陰に雨氷が残っています。

 

 雨氷2

 

出会いの毎日!

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

大変ご無沙汰しておりました。

申し訳ございませんでした。

今日は、私の感動体験をお話させて下さい。

 

私たち福祉用具の仕事をしておりますと、たくさんの出会いがあります。

つい先日も、素敵な出会いがありました。

 

手すりの相談のため訪れた家でのことです。

相談相手の男性の方に、最近の様子を伺っておりました。

 

ふと床の間を見ますと、なにやら難しい漢字が・・・

「これは、漢詩ですか?」

「ああ、盡日尋春不見春・・・だよ。」

とお読みになられます!

 

ワタクシ、びっくりしてしまいまして、

「あのー、どういう意味なのでしょうか?」

「昔、春を探して一日中歩き回った人がいてね、

春はどこにも無くて、がっかりして帰ってきたら、

自分の家の庭で、梅のつぼみがふくらんでいた。

春はここにあった。という詩なのだよ」

と、やさしく教えていただきました。

 

素敵な詩だなあと、感心していると、

「人は遠くに悟りや幸せを求めるけれど、

悟りはいつでも身近にあるという意味があるんだ」

と、続けておっしゃいました。

 

お~っ!

 

もう、感動してしまいました。

「お師匠様、と呼ばせて下さい!」

という心情です。

 

ゆっくりと、お話されるやさしい声に、見たことが無い景色が浮かんできます。

がんばらなくちゃ、と走り続けていた自分が、

ふと立ち止まって肩の力を抜いたような、ほっとする時間が流れました。

 

帰ってきてから調べましたら、「探春」という漢詩でした。

 

私たちは、お客様の役に立ちたいといつも思っておりますが、

実は、お客様に教えられたり、助けていただくことが多い!

そんな素敵な出会いのお仕事をさせていただいております。

 

先日の井田の、ひとときでした。

 

 

私の体験談

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

大変ご無沙汰しておりました。

実は今まで、親の介護に追われていて、全くゆとりのない生活を送っていました。

今は、すこーしだけ、一息つくことができました。

 

と言うことで、

個人的なお話で申し訳ないのですが、

何かのお役にたてることを期待して、

今回の体験をまとめてみました。

 

関東で一人暮らしをしていた親が、物忘れをするようになりました。

年だしね、と言っているうちに、

「これは、おかしい」

「認知症に違いない」

「病院へ連れて行かなくては」、ということになりました。

 

ところで、

介護ショップでも、病院に関する相談を受けることがございます。

 

「介護申請の為に必要でも、本人が病院へ行きたがりません」

「無理には連れていけません」

「どうすれば、良いのでしょう?」

 

うーん、我が親も病院嫌いです。

 

おまけに、自分は健康だと思ってます。

どうやって、病院に連れて行こう。

兄弟で相談をしました。

 

ごまかしてでも、病院に連れて行こう!

認知症の薬は、初期のうちは良く効く傾向があります。

受診するなら、今しか無い。

 

筋書きは、

「長年、健康診断をさぼっているから、長男のところに手紙が来たって?」・・・と、

心配した娘(私)が長野から出てきます。

そこへ、仕事を休んだ長男が車で迎えに来て、

病院へ強制連行。

 

けっこう、嫌がられて、怒られはしましたが・・・

診察をしていただくことが出来ました。

結果は、アルツハイマーでした。

 

ここから、兄弟連携の、介護生活がスタートしました。

 

病院の受診でお悩みの方に、

我が家のケースをご紹介します。

参考になれば、幸いです。

 

・はじめに、物忘れ外来や認知症対応の病院を探します。

・「物忘れ」でなく、単に「内科」の看板を出しているところもありました。

・前もって、病院に状況を説明して、相談をしておいた方が良いです。

 私は遠方なので、電話で相談をしました。

・頼んでおくと、通院の窓口では「健康診断の〇〇さーん」と、呼んでもらえます。

・ドクターも、「どうも血圧と、コレステロールの値がね」と説明しながら

 認知症の薬を出してくれます。

・同時に地域包括支援センターに相談をすると、様々なアドバイスをもらえます。

 どんなサービスが使えるかも分かります。

 

もし、自分が認知症や、不治の病になったら、私は自分の病名を知っておきたいと思います。

でも、今回、私は親に病名を告げることができませんでした。

何度か悩みましたが、やっぱり言えませんでした。

 

そして、

この病気は徐々に進んでいます。

問題を起こしながらも、

大変で・・・、

でも、平和な毎日です。

 

以上、井田の家族の体験談でございました。

 

プラネットのこと、

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

またまた、ご無沙汰してしまい、申し訳ありませんでした。

 

先々週末に、福祉用具に関わる人たちの会合があり、東京に行って参りました。

(店主丸山がインフルエンザ倒れて、掲載が遅くなりました!)

下の写真は、そのとき高速バスの窓から撮った写真です。

 

車窓1

 

車窓2

 

車窓3

 

松本を出て東京に着くまでの、ほんの数時間の間に、季節が変わってしまったみたいです!

まるで、別世界ですね。

ちょっと楽しくなりました。

 

ところで、

われわれ福祉用具に関わる者、保健婦、看護師、リハビリ職、建築士など、

多くの人たちが集まって、プラネットという全国組織を結成いたしました。

 

広くいろいろな職種の人が集まり、私たちに何ができるのか?

今活動して何を思い、どんなことに苦労しているかなど、

意見交換の組織です。

 

サービスを提供する側の私たちも、

皆様のお役に立ちたくて、悩んだり、相談したりしながら、

頑張っていきたいと思います。

 

広く、様々な立場の方のご意見をお伺いいたしたく存じます。

是非、ご意見をお寄せくださいませ。

お待ちしてます。

 

本日出張につき・・・

 おはようございます。丸屋家具店主の丸山です。

 

なんと3日もブログをお休みいたしました!

失礼いたしました。

毎月、月の頭は忙しいのですが、今月は超ハードスケジュールとなっております。

 

今日も、朝の会議の後、甲府経由で東京に出張です

ところが、雪で高速道路が通行止めです。

 

え~っ!

 

と言うことで、

只今、あずさの中です。

 

このまま何もお伝えしないのもなんですので、

昨日の市民タイムスに掲載した広告です。

 

        市民タイムス H26.12.3

 

昨年の冬、爆発的に売れました「ぽかぽかソックス」の姉妹品です。

急に寒くなったこの冬を、

「うらモコそっくす」を履いて乗り越えましょう!

 

 

文化祭の季節

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

中2日で、ブログの更新です!

 

11月に入りますと、文化祭の季節ですね。

マルヤ介護ショップほほえみも、

このところ、毎週のように文化祭や福祉祭りに参加をさせてもらっています。

 

一昨日、

当社のスタッフOさんといっしょに参加した文化祭は、とても盛況でした。

作品展示コーナーには、目を見張る作品の数々がありました。

 

 介護 文化祭 作品

 

また、体育館では次々と演奏会が行われていました。

ちょっとのぞきに行ってみたときの、ジャズの演奏は、

ソロの方のスタンディングプレーもかっこよくて、

生演奏の醍醐味を味わうことができました!

 

道路向かいでは、農協祭が同時に行われ、

もちつきや、マグロの解体ショーと即売が行われ、

 

 介護 文化祭 まぐろ

 

本当っに、”お祭り”の活気があり、楽しい一日でした。

つきたてのおもちも、さばいたマグロも、とてもおいしかったです!

 

あっ、ちゃんと相談コーナーのお仕事もしましたよ。

福祉用具の説明をしたり、

でも、たまに、いなくなったり・・・

 

 介護 文化祭 展示

 

いつも思うのですが、長野県は地区の活動がとても盛んですね。

子供からお年寄りまで、多くの人が参加していて、

活気があり、大変なにぎわいです。

 

企画する役員さんは大変だと思いますが、

是非、続いてほしい催しだと思います。

 

参加させて頂いて、ありがとうございました。

 

 

 

シート・キュッキュッ!

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

ご無沙汰していたのに、

突然で、申し訳ございません。

皆様、昨日31日、朝のNHKテレビをご覧になりましたか?

 

”街かど情報室”と言うコーナーがあるのですが、

「シート・キュッキュッ」と言う名の座布団が紹介されておりました。

下記です。

 

    シートキュッキュッ

 

これは、お尻の下に敷くクッションで、マルヤ介護ショップに展示中の商品です。

 

     シートキュッキュッ3

 

写真のように、お尻の下でシートをキュッと引っ張ると

クッションの高さと形が変わります。

 

TVでも説明しておりましたが、

ほんの2cm位の変化で、座り心地が大きく変化します。

長く座っていても、疲れにくくなるのです。

何とも言えない、不思議な安定感が発生します。

 

事務仕事など、前かがみ気味の場合には、

シート前方の両脇を引っ張ると落ち着きます。

 

 シートキュッキュッ2

 

センターラインと中央部の素材を変えてあり、

伸縮カバーは競泳用の水着と同じ素材で出来ていて、

ぴったりとフィットします。

 

何とこのクッションには、

リハビリの専門家だけでなく、

肛門病学の専門家が共同開発者として加わったそうです!

 

マルヤ介護ショップにデモ品をご用意してあります。

是非、体感してみて下さいね。

 

家具の子供!

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

ご無沙汰しておりました。

5月22日のブログ以来でございます。

丸4ヶ月ぶりの更新です。

 

ご無沙汰しておりますうちに、すっかり涼しくなり、

風にゆれるコスモスと、空の青さに季節を感じる季節となりました。

 

先日、飛騨へ遊びに行ってまいりました。

(社長と部長も同じ頃飛騨に行っていますが、あちらは仕事。)

 

ぶらぶらと、古い街並みを歩いていると

時間がどこかへ行ってしまったような気がします。

 

いろんなお店をのぞいていると、素敵なものでいっぱいです。

今回はこんなものを買ってきました。

 

 木の小物

 

小さな木の置物で、手作りです。

季節の野草を飾ってみたら、なんか自然でいい感じ !(^^)!

 

お店でこれを見ていたら、製作された方に声を掛けられました。

これは、家具を作ったときの端材を使っているそうです。

家はくるみの木、土台はならの木 ・・・だったと思います。

 

家具屋さんのすみっこに席を置いている

ワタクシとしましては、

「家具を作ったっときの木」と聞くと

うれしくなってしまいました。

 

木のぬくもりって、いいですね。

皆様も、しばしの休息をどうぞ。

 

 

 

プットパス

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

ご無沙汰しておりました。

4月26日のブログ以来でございます。

 

さて、先日、井田とゆかいな仲間たちは

ちょっと変わった、ウォーキングに参加してきました。

その名は「フットパス」と言います。

 

「フットパス」って、

森林、田園、街並みのなどの風景を楽しみながら、

「歩く・Foot ことが出来る、小径(こみち)・Path 」

と言う意味です。

 

ところで、

今回のフットパス、

両手にスキーのストックのような2本のポールを持って歩きました!

 

huttopasu 1

 

実は、細いポールを握って歩くだけで、

歩く姿勢が変わり、足腰の負担が減って、運動量が2割増しになるという、

何とも魅力的なウォーキングでした。

 

今回のフットパスのコンセプトは、

「楽しく歩いて、仲間を作ろう」という

井田とゆかいな仲間たちにはぴったりの内容でした!

 

         huttopasu 2

 

こんなに素敵な景色を見ながら、ゆっくり歩いて、

いい運動になるなんて。

お得ですよね!

 

と、

思ったんですが・・・

本当に、いい運動になりました!

 

姿勢が良くなる分、いつもと違う筋肉を使うんです。

もう、3人とも、

翌日から、筋肉痛!

 

この「フットパス」というウォーキングはイギリスで発祥したんだそうで、

自然の中や古い街並みを楽しんで歩こう、

という感じで仲間を増やしているそうです。

 

今回は素晴らしい指導者がついていて、

山の名前をきいたり、途中でお茶を飲んだり、

お寺を見学したりと、

とても楽しい半日でした。

 

皆さんも、機会があったら

是非体験して下さいませ。

 

昔と今・・・その2

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

久しぶりに海を見た井田の昔話、昨日の続編です。

 

海ぎわに住んでいた私にとって、川の水は常に止まって見えました。

河口の水はあんまりゆっくりと流れるので、子供の目には流れて見えないのです。

川岸はコンクリートで囲まれて、近寄れなかったことも、流れて見えなかった理由です。

 

今住んでいる塩尻や松本では、川は音を立てて流れるんです。

流れる水って、きれいですよね。

 

河原には木や野バラなどが生えていて、その景色は、季節によって変わります。

春の新緑、夏の深い緑、水鳥達や、冬の氷、など・・・

天気によっても、変わりますよ。

 

でも、このきれいな土地に住んでいる人にとっては、当たり前に感じる人も多いようです。

「山はただの山だし、川は川っていうだけでしょう」

「何が珍しいの?」

 

しごくごもっとも。

 

井田は、この土地に住んで十数年たっていますが、

いまだに流れる水は、珍しくも面白く、

いちいち見とれてしまう毎日です。

 

海がある景色もいいけれど、川もいいなあ、と思って暮らしています。

水がある風景って、素敵ですよね。

 

昔と今・・・その1

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

先日、千葉県へ里帰りしてきました。

小学校の同窓会です。

卒業以来初めての参加でしたので、一人も分からなかったらどうしようかと心配しました。

何とか覚えている人もいて、一安心。

 

久しぶりに、海に沈む夕日と富士山を見ました。

 

    yuuhi h26.1

 

東京湾も、けっこうきれいでしょう!

毎日学校の校庭から、こんな景色が見えていました。

 

昔は(これって年寄りの常套句?)東京湾の水もきれいでした。

授業で潮干狩りもしたんですよ。

「明日はサンダルを履いて熊手を持って登校すること」 という感じです。

学校横の砂浜で貝を取るのですから、手軽なものです。

 

その後海が汚くなり、潮干狩りも中止されました。

そして、学校横の海も埋め立てられ、大きな街になってしまいました。

景色はどんどん変わってきます。

 

海に沈む夕日、なつかしいなあ。

今は360°を山に囲まれた土地に住んでいる、井田の昔話でございました。

 

雨・・・

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

毎日が寒くなってきましたね。

山には雪が降り積もってきました。

塩尻にも、冷たい雨が降ったり、雪が舞ったりしています。

 

ところで、皆様は雨というと、何を思い浮かべますか?

雨が好きな人って、どのくらいいるのでしょう。

 

私は保育園に行っている頃は、雨が大好きでした。

水たまりの上にはねる水滴を、あきずに眺めていました。

小学校の時は嫌いでした。

外で遊べなくって、つまんない!

 

ある夏、田舎に遊びに行ったときに父にそう言いました。

「せっかく、遊びに来たのに雨なんか降って」

 

すると父は、

「まあ、見てごらん。

雨にぬれると庭の木の色がだんだん変わってくるだろう。

葉っぱの色も変わる。池の色も違って見えないかい。

雨が降ると、世の中の色がすべて変わって、違う景色になるんだよ。

ちょっとの間、一緒に見てみないかい」

 

そう言われると、単純な子供なんで、わくわくしてきます。

なんか、不思議な世界に来たみたい。

埋立地の団地群の中で育った子は、土や庭を知りません。

今まで気に留めたことが無かった、おばあちゃん家の庭が、急に不思議な世界に見えてきました。


そんな話をしてくれた父も早くに亡くなり、

いつしか私も父の歳を越えてしまっています。

ふと、昔を思い出しながら、あの時から雨が好きになったのかなぁ、

なんて思っています。

 

皆さんは、どんな思い出がありますか。

雨は好きでしょうか。

 

冬の匂い。

お久しぶりです、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。


私の事情で大変長らくお休みをさせていただきました。

申し訳ありませんでした。

また、おつきあいしていただけますでしょうか。

 

急に寒くなり、紅葉も始まりましたね。

寒くなると、朝、窓を開けると冬のにおいがしませんか?

 

ある日、

「ああ、今日から冬かな」

風の香りからそう感じます。

 

実はワタクシ、運転ができません。

でも、自転車をこいでいると、周りの景色が良く見えます。

これは自転車の楽しみ!ですよね。

 

季節ごとに変わっていく、丹精込めた皆さんの庭など、

普段は視覚で周りを見ていますが、

においを意識するとまた違った景色になりますよ。

 

町の中では、雨上がりはアスファルトのにおい。

畑の近くでは、土のにおい。

あ、青臭い!どこかで草刈りをしたな。

肥料のにおいもするな。

川辺の香り、花の香り ・・・。

 

そのまま自転車をこいで、町に入ると、家のにおいがします。

ほら、よく玄関をあけるとその家のにおいがしますよね、あれです。

うーん人間臭いな、なんて考えていると、

あっ、おでんのにおい。

いいにおい!

やっぱり人の住む町はいいな。

 

皆様も是非、耳や鼻で感じる景色を楽しんで下さいね。

 

車いすに座る・・・その2

お久しぶりでございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

前回、6月の頭になりますが、

一般的な車椅子は座りにくいというお話をブログに書きました。

もう少し、解説を加えたいと思います。

 

では、こちらをご覧下さい。

 

     

昔から良くある車椅子のイメージですね。

病院やスーパーの入り口などで見かけるタイプです。

 

一度、この車椅子にちょっと座ってみませんか。

そして、ご家族に押してもらって、お買い物などしてみて下さい。

 

「あれっ、別に問題ないよ。座りやすいんじゃない?」

 

そうなんです。

健康な方が”ちょっとだけ”座る分には何の問題も無いのです。

 

ところで、これとよく似た椅子を思い出しませんか。

そうです、キャンプ用のシートタイプの椅子。

金属フレームにシート式の折りたたみ椅子。

そっくりだと思いません?

 

どちらも折りたためて・・・そして・・・座りやすい?

 

ご家庭では、このタイプの椅子はあまり見かけませんよね。

実は、このタイプの椅子、長~く座るとお尻が痛くなったり、疲れてしまうのです。

 

それでは困ってしまいますね。

 

そこで、今時の車椅子は様々な工夫がしてあります。

 

このお話、次回に続く!

 

車いすに座る

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

ここのところ、座る姿勢についてお話させていただきましたが、

今回は車いすに座る、というお話です。

 

車いすユーザーにとって 「座ること」 は一般の方より、もっと大変なことです。

 

その理由のひとつは、

歩くことが大変な方や歩けない方は、立ったり座ったりする動作や、運動がなかなかできないため、

姿勢を維持する筋肉が弱くなっていることです。

 

そして、もうひとつの理由は、座り直しができないことです。

 

皆さんが普通に座っているときは、無意識に姿勢を少しずつ変えて体重がかかる場所を変えたり、

座り直しをすることで、身体の負担を減らしています。

長い時間、同じ姿勢でいることは苦痛なのです。

車いす利用者には、その動作が自分ではできない方が大勢います。

 

そしてもうひとつ、最後の理由があります。

車いすが移動用の用具として見られがちで、椅子としての居住性が小さいものが多いことです。

 

一般的に、「普通型」と呼ばれている車椅子は座面と背もたれの両側に金属フレームがあり、

その間に丈夫なシートがはってあります。

つまり、座面も背もたれもまっすぐな平面になっています。

 

皆様、今腰掛けている椅子を見て下さい。

どんな椅子でも、座面と背もたれにそれなりのカーブがあり、

クッション性があるものも多いですね。

 

これは、椅子の座りやすさ、「居住性」を大事にしているからです。

車いすのシートみたいにまっすぐな椅子は滅多にお目にかかれません。

 

車いすに座ることの大変さをお分かり頂けましたか?

そこで最近は、立体構造の車いすや工夫されたクッションがどんどん出ています。

 

でも、車いすに「座る」ためには、今までと違った見方が必要にになりそうです。

皆様、次回もお付き合い下さいね。

 

座るって、大変なことなんです!・・・その3

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

先日ちょっとお話しましたように、足を組んで座るのは、あまり良いことではありません。

それでも足を組むと、腰掛けた姿勢が楽になるのには、深~い(?)訳があるのです。

 

人の背骨ってくにやくにゃと、いろんな方向に動きますよね。

この不安定な体のバランスを取り続けるって、実は大変。

ところが、足を組むと、背骨がロックされて安定するのです!

力を抜いても姿勢が安定するのです。

 

だから、疲れてくると無意識に足を組んで楽になろうとするのですね。

うーん、体のしくみってすごいですね。

 

でも、いつも足を組んでいると、体がゆがんでしまいます ・・・

 

誰だって、癖がありますよね。

いったい何に注意すればよいのでしょう。

とりあえず日常の中で、よく問題といわれているものをご紹介します。

 

・ 椅子で足を組んで座る

・ 床で座るときに両足を横に崩す(いわゆるお姉さん座り)

・ 机に片肘をつく癖がある

・ 歩くときかばんをいつも同じ側の肩にかける

・ 食事を同じ側(たとえば主に右の奥歯)でかむ癖がある

 

いずれも無意識にやっていることです。

その癖が右か左に限定されてしまうのが問題なのです。

 

食事の噛み方まで!

と言われそうですが、あごのゆがみが体全体のバランスをくずすのだそうです。

健康は日常生活から、ですね。