こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。
昨日の続きです。
アカシア(ニセアカシア)と松の花粉について・・・です。
私はこの時期、水溜まりなどに現れる黄色い粉状のものをアカシアの花粉だと思いこんでいました。
どうしてかというと、この時期、周辺に、とにかく大量のアカシアが咲いているからです。
でも、目立たない花だけど、松の花も大量に咲いているんですね!
二日ほど前のことですが、会社の近くにある塩尻北ICの入り口あたりが土ぼこりに覆われていました。
風も強くないし、土がむき出しになっている所もないし・・・?
不思議に思って近づいたら・・・
高速の法面(のり面)に植えられた松の花粉でした!
アカシアの蜂蜜があります(本当はニセアカシアの蜂蜜)。
この時期、ミツバチは一生懸命アカシアの白い花の間を飛び回っています。
この事からも分かりますが、アカシアの花は虫媒花です。
これに対して、杉とか松の花は風媒花です。
植物は子孫を作るために受粉をしないといけませんが、
花粉をどうやって運ぶかで虫媒花と風媒花に分かれます。
(正確には、他に鳥媒花と水媒花があります)
虫媒花は虫に花粉を運んでもらうために、花は目立つし、蜜も匂いも出します。
そして、花粉は虫の体にくっつきやすくなっています。
つまり、飛び散りません。
だから、花粉症の原因にはなりません。
これに対して、風媒花の花粉は風に飛ばされるように出来ていますから、
花は目立つ必要がなく、でも風任せだから、大量に槇散らかす必要があります。
よって、花粉症の原因にもなります。
更に、松の花粉には気嚢(きのう)と呼ばれる浮き袋が付いています。
遠くに飛ばす目的だと思いますが、
きっと、だから水に浮き、水溜まりに溜まりやすいんですね。
私の、この最悪の花粉症の原因も、松なのかも知れません。
松花粉について、面白いページがありましたのでご紹介いたします。
https://kinomemocho.com/sanpo_pine_pollen.html