フランスベッドの歴史・分割ベッド

 

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日の続きです。

昭和30年に売り出されたフランスベッドの新製品「分割ベッド」、

「分割ベッド」の名前の理由を説明いたします。

 

下の写真を見れば、その答えは一目瞭然です。

 

分割ベッド2_RGB・・・その2最終

 

真ん中から二つに分かれるんですね。

当時のキャッチフレーズが、

「昼はソファ、夜はベッド」だったそうです。

洋風の生活への憧れと、狭い日本の住宅事情を捉えたこの発想はヒットしました。

 

実は、この当時の社名は「双葉製作所」と言いました。

200人の従業員が、スクーターのシートを作っていた会社でした。

シート技術が生きる新事業として、ベッドを売り出したのでした。

そして、この時に社員から公募して、付けた商標名が「フランスベッド」でした。

 

時の社長の名前は池田實。

彼はシートで儲けたお金を、ベッドの宣伝につぎ込みます。

そして、瞬く間に「フランスベッド」と言うブランドは全国を席巻するのでした。

 

この写真、当時の憧れの生活を描いた写真です。

若い母親の服装が、着物ですね。

私が生まれた年の出来事です。