心臓に悪い・・・観る将とAI評価値!・・・その2

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

8月6日に、

「心臓に悪い・・・観る将とAI評価値!」

のタイトルでブログを書きました。

 

藤井聡太棋聖が木村一基王位に挑戦していた第3局、

終盤、評価値が85%対15%(藤井棋聖の勝勢)から、

藤井棋聖の121手目▲2一銀打で、

評価値が45%対55%に、一気にひっくり返った時のことを書きました。

 

その時に、

AIの評価値は将棋のTV放送と非常に相性がよく、将棋ブームを支えていると思います。

特に、「観る将」にとってはとても有り難いツールです。

(観る将・・・将棋を指して楽しむのではなくて、対局を観戦して楽しむ方のこと。)

と書きました。

 

特に難解な局面では、私みたいなヘボには本当にありがたいのですが・・・

昨日のAIの評価値の変動には、

全く、ついて行けなかったのであります!

 

昨日、A級順位戦6回戦の羽生善治九段VS豊島将之竜王の対局がありました。

アベマテレビでネット中継されていました。

 

7時頃かな、ちょっと見たら、羽生九段がかなり劣勢でした。

9時頃に見た時は、更に劣勢になっていました。

11時頃、寝る前に結果を確認しようと見てみたら、

とっくに終局しているはずの対局が、

まだ続いていました!

 

え~っ!

 

更に、羽生九段の評価値が、多少回復していました。

 

お~っ!

(藤井聡太2冠の次に、羽生九段を私は応援しています)

 

興奮して、そのまま対局を見入ってしまったのですが、

しばらく局面が進むと、

豊島竜王に悪手が出て、一気に羽生九段の勝勢になりました!

 

お~っ!

 

ところが、

お互いにAIの推奨する手を指せません。

 

そして、

1手指すたびに、

評価値がめちゃくちゃ乱高下するのです!

 

勝勢 ⇒ 敗勢 ⇒ 勝勢 ⇒ 敗勢

 

え~っ!

 

これを何度繰り返したでしょうか!

 

そして、

129手目、羽生九段の手番です。

評価値は、羽生九段の勝勢を示していました。

 

「馬で飛車を取れ!」

AIが推奨する手です。

心の中で叫び続けました!

 

ところが、

「負けました」

と、羽生九段は投了してしまったのであります!

 

え~っ!

ネット上は大騒ぎ!

 

超難解な局面、

AIの評価値、推奨手が表示されなかったら、

全くわからない局面でした。

 

評価値がなかったら、一喜一憂することもなく、

落胆することもなかった対局の終了でした。