こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。
今日は前回に引き続き、各種シンボルマークについてお話します。
シンボルマークって、たくさんあるのですね。
まずは、その中から、
これは、視覚障害者のための国際シンボルマークです。
信号などについているのを見たことがありませんか。
このマークがある信号機は、障害を持った方も安全に渡れるように、
歩行者にとっての「青」時間が長めに設定されています。
ところで、視覚障害といえば目が見えない人のこと、と思ってませんか?
視覚障害は、言葉の通り視覚に障害があることです。
実際、弱視(ロービジョン)の方が全体の7割を占めているそうです。
「なーんだ、見えているじゃない」
などと、けっして言うことなかれ。
視覚の障害にも様々な種類があり、それぞれ大変な思いや不便をされています。
その方々に、社会みんなで理解と協力を、という意味も込められているマークでございます。
歩道に自転車やプランターが置いてあることありますよね。
目が不自由で白杖をついている方にとって、
それらがとても危険な障害になることがあります。
みーんなで、注意したら安全な街ができると思いません?
ここで、ワンポイント知識です。
歩行者信号で「カッコー、カッコー」と鳴くのをきいたことありますよね。
実は「ぴよ、ピヨ」は東西方向、「カッコー」は南北方向の横断歩道なのです。
視覚障害の方のために、方向を示してもいるのです。
ワタクシ、初めて聞いたときは感動いたしましたね。
さて、次はほじょ犬マークです。
ほじょ犬とは盲導犬、聴導犬、介助犬など、障害がある方の生活を助ける犬です。
大部、世の中に普及してきましたよね。
ほじょ犬はペットではなく、介助者なので、レストランなどにも入ることができます。
もちろん、ばっちり訓練されていて、清潔も保っています。
例えば、盲導犬はこうして育てられます。
1.生まれてから2ヶ月くらいまでは親犬の元で育ちます。
2.その後、1歳くらいまでは、ボランティアの家庭でかわいがられます。
このときに、人間に対する愛情や社会への適応を覚えます。
3.さて、いよいよ訓練センターに移ります。
長く厳しい訓練と、評価をへて、晴れて盲導犬になれるのは全体の3~4割。
4.利用者との対面、訓練の後、
盲導犬デビューです。
5.盲導犬は、とても大変な仕事です。
大体10歳くらいで引退します。
6.引退後は、利用者と会うことは許されていません。
(次の盲導犬が働くためです。犬にとっても利用者にとってもとてもつらい時間が過ぎます)
引退後は施設で過ごすか、ボランティアに引き取られ ゆったりと、自由に過ごします。
かいじょ犬は、自分の仕事をとても喜んで行なっているそうです。
また、非常に集中しなければならない仕事であるため、
街で見かけたかいじょ犬がどんなにかわいらしくても、
犬をなでたり、声をかけたりしないで下さいね。
彼らは「お仕事中」ですので。
どんなにかわいらしくても、私たちも我慢、我慢。