長い箸でうどんを食べる

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

今、朝の5時をまわった所です。

実は3時頃から会社にいます!

お~、なんと働き者!・・・なんちゃって。

 

実は用があってこんなに早くに会社に来たのではありません。

出張の帰りに立ち寄ったんです。

 

昨夜は岐阜駅前で行われた「決算書を良くする」勉強会に出席しました。

勉強会は8時半に終わりますが、安全の為自宅まで直帰はせずに、

恵那のパーキングで仮眠を取りました。

 

その帰り道、塩尻北インターの手前で、

「後でまた会社に来るより、このまま仕事をした方が往復の時間分お得」

と思い、立ち寄った次第です。

 

その勉強会で聞いた話です。

題して、「天国のうどん、地獄のうどん」

 

修行僧が老師に聞きました。

「天国と地獄はありますか?」

老師は答えます。

「もちろん、天国も地獄もあります。

しかし見た目は天国も地獄も変わりません。

違っているのは、そこに住んでいる人の心です。

天国には思いやりにあふれた利他の心を持っている人が住んでおり、

地獄には自分のことしか考えない利己的な人が住んでいるのです。」

 

老師は例え話をします。

「天国と地獄、それぞれに大きな釜があり、そこにおいしいうどんが煮えているとする。

手前には、つけ汁も置いてある。

ただし、食べ方にちょっと変わったルールがある。

1メートルぐらいの長い箸で、その端を持って食べなければならない。」

 

地獄では、1メートルの箸でうどんをつかみ、自分のそばにあるつけ汁につけようとしますが、

箸が長すぎてうまくいかない。

しかも反対側から、こいつに食われてたまるかと邪魔もされます。

釜の周辺にはうどんが飛び散って、結局、誰も一口も食べることができません。

 

一方、天国では、

「みなさんいっしょに食べましょう」

と、箸で釜のうどんを取り、つけ汁につけて、

「はい、あなたからどうぞ」

と、箸を伸ばして、向こう側の人に食べさせてあげます。

 

すると今度は、向こう側の人が

「今度はあなたがどうぞ」

と食べさせてくれます。

そして、うどんは少しもこぼれることのなく、誰もが穏やかに食べることができます。

 

なるほど。