車いすを押して街に出かけよう!

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

前回に引き続き、車椅子お出かけ体験談です。

 

車椅子を押しながら外を歩いてみますと、今までとは違うことに気が付きます。

それまで気にもならなかった道路の小さなでこぼこが、とても大きく感じます。

特に困るのが歩道と車道の間の段差です。

そこらじゅうにあるこの段差のたびに、車椅子を大きく傾けなければならないし、乗っている方も大揺れで大変です。

 

こんなところで疲れてしまうなんて、理不尽です!!

行政府さん、何とかして下さい、ぷんぷん。

でもね、

車椅子で出かけると、いいこともあるんですよ。

今日の話しは、こちらの話しがメインです。

 

まずは、色々な方が声をかけて下さったり、道を譲って下さいます。

前回のお話ではありませんが、人の優しさに触れることが出来ます。

皆さんがお持ちの優しさって、何か特別なことがないと出てこないんですよね。

その優しさに触れることが出来ます!

 

その超特別な例をご紹介いたしますね。

ディズニーランドでの体験談です。

 

私は他の施設を知らないので、比べることはできませんが、ディズニーランドはすごいですよぉ。

全体にバリアフリーなので車椅子でも移動がとても楽です。

そして、何といっても、

車椅子利用者の方は行列に並ばなくても良いのです!

もちろん、私も並ばなくて良いんです。

御存知でした?

 

アトラクションの前に着きますと、当たり前ですけれど、行列の最後に並びますよね。

すると、係りの方がすばやく寄って来て、

「こちらへどうぞ」

と、行列から離れた、壁の方に誘導されました。

 

隠し扉のように目立たない戸がすっと開いて謎の空間に入りました。

暗い長い通路を歩いていきますと、いきなり行列の一番前に出てしまいました。

これなら、遊びたい放題!

 

ちょっと、びっくり。

そして、二人して大喜びしました。

私は、役得かな?

 

身体の弱い方や不自由がある方への、この優しい心づかいはとっても嬉しいです。

(実は車椅子などに座ったまま同じ姿勢で長い時間を並ぶことは、とても体力を消耗することが多いのです。)

きっと、このようなやさしい心づかいが満載の施設は世の中にたくさんあるんでしょうね。

 

出かけてみて初めて分かる、皆さんの優しさですね。

 

車椅子にやさしい街づくりができれば、

それは、シルバーカーやベビーカーにやさしく、妊婦さんにも、小さな子供にもやさしく、

体力が落ちた方にも、私たちにも、

みーんなにやさしい街でしょうね。