丸屋家具店主の丸山です。
学習机の選び方・・・その8、スチール系と家具系の違い・・・その4回目です。
昨日、商品開発力に於いて、スチール系メーカーの方が勝ると書きました。
最近人気の「ステップアップスタイル」・・・お子さまが成長するのに伴って、後ろに置かれた本棚の位置を替え、大きくなってからも使い易くするタイプ・・・などを見ていると、「よくぞここまで考えたものだ!」と感心します。
これを開発したのは「スチール系」です。
大したものです。
さて、本日は目に見えない違いを説明します。
分の悪くなった「家具系」の机を、ちょっと応援しますね。
最近の学習机は、殆ど「木製」になりました・・・と前に書きました。
「木製」となれば、やはり「家具系」のメーカーは、技術に関して一日の長があります。
商品開発力に於いては、明らかに分の悪い「家具系」ですが、目に見えない所に品質の差が表れます。
「スチール系」の学習机、殆どが東南アジア・中国で生産されたものです。
輸入だからと言って、品質が悪い訳ではありません。
設計開発を国内で行い、コストの安い海外で、厳格に管理され生産されています。
消費者に安く提供する為です、ホルムアルデヒド対策も大丈夫です。
でも、・・・引出しなどの込み入ったところの作り込みに、家具屋の目で見ると、ちょっとした差があります。
手抜きとは思いませんが、コスト重視の結果でしょうか?
その分、国産の「家具系」はちょっとお値段が高いです。
・・・これって、「家具系」の応援になっていない・・かな。