爾俸爾禄

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

先日のことです、近くの食堂に立ち寄りました。

食堂の名前は、SS食堂と言います。

丸屋家具のすぐ近くにありますので、大昔から丸屋家具はここをよく使います。

 

変わった食堂名の由来は、創業者の頭文字だと思います。

この方には、昔、私が印刷部門の新米のころ、大変お世話になりました。

(立派な方でした。ありがとうございました。)

 

それはさておき、

ラーメンを頼んで、お店に置いてあった新聞を読み出しました。

朝日新聞です。

 

その天声人語に、恥ずかしながら、初めて聞く言葉が載っておりました。

会社の戻り、座右の銘にするべく調べました。

 

 爾俸爾禄

 民膏民脂

 下民易虐

 上天難欺

 

後蜀の君主 孟昶(もう ちょう)の言葉です。

読みは、

 なんじのほう なんじのろくは

 たみのこう  たみのしなり

 たみはしいたげやすきも

 じょうてん は あざむきがたし

 

意味は、

「なんじら武士が上から戴く俸禄は、

実は、民の汗とあぶらの結晶である。

下々の民をしいたげるのは易いが、

天をあざむくことはできない」

です。

 

立場は違いますが、私にも戒めになります。