うちの子が登校拒否になった・・・その6最終回

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

昨日から冷え込んできております。

皆様風邪など召しませぬ様お気を付けてください。

 

さて、

2年間は、学校に行かなかった我が子ですが、

意外なことに、「不登校児」ではなかったのです。

 

前回ご紹介した不登校児のための教室に顔を出すだけで、

「登校」となるのです。

 

不登校の時期の後半は、

時々部活も終わって子供たちが誰もいない学校に、

こっそりと行っていました。

 

学校の先生たちは、

「よく来たなぁ」

と、暖かく迎えてくれました。

これも、出席の扱いになりました。

 

でも、なんか、釈然としません。

きっとありがたいお話なのでしょうが・・・

学校に通うことができない子供たちの多くが、「登校児」扱いになっていると思われます。

 

県内の「登校児」とされている子供のうち、一体どのくらいの子どもが

普通に通うことができないでいるのでしょうか?

関係者の方々はご存知だと思いますが・・・

 

幸い(?)、我が子は何とか受験を通って高校に進学できました。

これは、本人の意思ではありますが、

『不登校は嫌』 『普通になりたい』

という願望がとても強かったのです。

 

授業を受けていない子供が勉強をすることは、とっても大変です。

孤独に、すごーく努力をするしかありません。

一緒に不登校の時代をすごした子供たちは、

進学した子も、しなかった子も今では立派な大人になっています。

社会に出て、頑張って働いています。

 

学校に行かない、という選択肢がもう少しだけ楽に選べると良いのですね。

 

最後に皆様にお願いです。

 

不登校の子供の親に

「まだ、行けないでいるの? 今にきっと行けるよ」

という、慰めの言葉をかける人がとっても多いのですが、

その言葉に傷つき、涙するお母さんがたくさんいます。

 

すでに負い目を持っている親御さんは、

これだけで、自分たちを否定されているような気がしてしまうのです。

 

いいんだよ。

学校に行くだけが全てじゃないんだ。

今のままで、いいんだよ。

急がずにゆっく過ごそうね。

 

そう、言ってあげて下さい。