こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。
このところのハードスケジュールで疲れておりますので、
今日はブログを書かずに帰ろうと思っておりました。
(すみません)
と、帰りがけに、
ネットニュースを読んで驚きました!
昨日、藤井聡太七段と北浜健介八段の王将戦一次予選の対局がありました。
結果は藤井七段の96手の勝利でした。
失礼ながら、
僥倖として取り上げる勝利ではないと思っていたのですが、
この対局の解説をネットで読んで驚いたのなんの!
将棋のルールに一つに、
「連続王手の千日手」は禁じ手で、王手を繰り返した方が負けというルールがあります。
普通の千日手は、先手後手を入れ替えての再対局になりますが、
連続王手の千日手は卑怯とみなされるのですね。
だから、千日手の王手を繰り返してはいけないのです。
千日手のイメージは1手1手の行ったり来たりの繰り返しですが、
実際は、複雑で、
何手か進んだ局面で、
同一局面(盤上の配置も、持ち駒の内容も同じ!)が出現して千日手とカウントされます。
王手をかけ続けたら、たまたま配置も持ち駒も同じになる、
これを4回繰り返したら、負けというルールです。
こんなことはめったに起こりません。
が、
昨日の対局でこれが起こっていたというのです。
しかも、8手一組の連続王手で、
8手の中には2回の合駒も含まれていたのに、
8手終わってみると、
持ち駒まで、全くの同一局面になるという状況が現れたのです。
藤井聡太七段はこのルールを利用して、
北浜八段が手を変えざるを得なくなることを察して・・・
あるいは、誘導して?
勝ったのでした!
え~っ!
昨日、棋譜は見たのですが(対局中継は有料なので見なかった)、
全くそんなことは分かりませんでした。
先ほど、解説を読んで驚いた次第です。
8手一組の連続王手、
その禁じ手を利用して、勝利につなげる。
そんなことを意識してできるものなのか?
実際に昨日の対局で起こった出来事なのであります。
え~っ!