民芸運動と家具

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

大層なタイトルを付けてしまった!

「民芸運動と家具」 である。

何とも・・・浅学な私の書けるタイトルではない。

 

「民芸」 今でこそ民芸品、民芸調家具などと使われていますが、

この「民芸」という言葉、近代の造語です。

造った人は、柳宗悦(やなぎ むねよし)

 

柳宗悦・・・ビッグネームです。

父は海軍少将・貴族院議員 柳楢悦(やなぎ ならよし)

叔父に柔道の父、講道館創立者の嘉納治五郎

 

長男はデザイナーの柳宗理(やなぎ そうり・本名はむねみち)・・・バタフライスツールの作者

次男は美術史家の柳宗玄(やなぎ むねとも)・・・武蔵野美大教授、奥さんは志賀直哉の四女

三男は園芸家柳宗民(やなぎ むねたみ)・・・NHK「趣味の園芸」の講師として有名

 

学習院在学中に同人誌グループ白樺に参加。

白樺派のビッグネーム・志賀直哉、武者小路実篤等は同じ学習院生。

嘉納治五郎に呼ばれ、千葉県我孫子市に住んでいた時、

志賀直哉を我孫子市に呼び、我孫子に文学士が集まる。

 

柳宗悦を有名にしたのは、「民芸運動」です。

日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品に、

実用の美 「用の美」 を見出し、啓蒙運動を展開した。

 

あ~、疲れる!

この「民芸運動」が家具に出会う件(くだり)は、明日に続く。