民芸運動と家具・・・その2

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

知ったかぶって、陰で、一生懸命に調べて書いております。

民芸運動!

 

柳宗悦は芸術品、美術品、古美術品など評価が定まったもの以外の「美」の発見に尽力します。

彼の功績は実に多岐に渡ります。 

超簡単に紹介すると、

 

木喰仏(もくじきぶつ)の再発見・・・ほっぺの大きな、笑顔の木彫りの仏像です。

木喰上人が日本各地を旅して、彫り続けた仏像群です。

歴史の彼方に忘れ去られていたのですが、彼が光を当てました。

以下の美術展のページが、宗悦との関係に触れていて、分かりやすいです。

 

http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_08tokubetsu001.htm

 

李王朝の白磁を中心とする美の紹介

昔の日本は朝鮮の文化を軽んじていたんですよね。

その時代に彼は朝鮮美術に光を当てました。

以下の本の紹介のページに、朝鮮と宗悦との関係が書かれています。

 

http://www.toyo-keizai.co.jp/news/culture/2008/post_223.php

 

他にも、日本各地を実際に歩き、実用品・日常雑器の中に美を求めます。

焼き物、漆器、織物、染物・・・様々な手工芸品に美を発見していきます。

そして、美しいと思ったものを片っ端から蒐集(収集)していきます。

 

民芸運動は多くの賛同者に支えられて大きなうねりとなっていきます。

今では日本各地に民藝館が建てられています。

その民芸館の始まりは日本民藝館です。

 

この話、更に続く。