民芸運動と家具・・・最終回

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

民芸家具には、もう一つ有名なブランドがあります。

北海道民芸家具、略して”北民”です。

 

北海道民芸家具は、㈱クラレを創業した大原孫三郎の長男、大原総一郎が興したブランドです。

(大原父子のことは、7月4日のブログに書きました)

昭和39年、大原総一郎は池田三四郎の力を借り、北海道の地に北海道民芸木工を設立します。

その3年後に北海道民芸家具を発売しました。

 

発売後、瞬く間に高級ブランドの地位を確立。

なかなか取引基準が厳しかったらしいですが、こちらは、当社も扱わせて頂きました。

現在の社名はクラレインテリア㈱になっています。

(クラレの100%子会社)

 

そのクラレインテリアからショッキングな発表がありました。

「自主廃業する」との発表でした。

 

http://www.hokumin.co.jp/oshirase/index.html

 

曰く、

生活様式の多様化、深刻な消費不況の影響等により、

自助努力による事業継続が限界に達した。

とのことです。

 

クラレが支えるのを諦めたのか!

創業家の熱い思いが流れているのに、廃業してしまうんだ。

 うーむ。

 

生活様式の多様化・・・確かに民芸家具に似合う家自体が無くなっています。

しかし、

うーむ、残念なことです。