こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。
昨年、超好評だったギャベ展を、1年ぶりに、
今週末23日(金)~25日(日)に開催いたします。
昨年どんなことをブログに書いたかしら?
読み直して驚きました!
我ながら、いいことが書いてありました。
で、ちょっと編集して再掲することにいたしました。
(決して、手抜きではなく・・・う~む!)
以下、昨年書いた文章です。
ただ今、松本市は全市を挙げて「工芸の五月」を開催中です。
工芸の五月を説明すると、超長くなりますので、下記をご参照下さい。
http://matsumoto-crafts-month.com/about
話はかなり飛びますが、
工芸の五月と関係の深い、「民藝運動」を唱えた柳宗悦の話しです。
柳宗悦は”用の美”を見いだしました。
普通に使われてきた、手作りの食器などの、日用品の中の”美”です。
話しは、更に、相当飛びます!
イランにも柳宗悦のような人がいました。
日用品の中に美を見いだして、世界に紹介した人物です。
名前をゾランバリと言います。
ギャベはイランの遊牧民・カシュガイ族が織り上げる、民族伝統の絨毯です。
毛足が長くて(元々は5㎝もありました)、厚くて、重くて、粗い絨毯です。
だから、
緻密で、薄くて、軽いペルシャ絨毯に対して、” garbage ”と呼ばれていました。
garbageって、なんと ”ゴミ”と言う意味です!
ギャベ・gabbehの語源はゴミなんです。
え~っ!
でも、山岳地帯を移動するカシュガイ族にとっては、
朝夕の気温差が40℃にもなるこの地域で生き抜く為に、
ギャベはベッドとして、生活必需品だったのです。
そこに、ゾランバリは ”用の美” を見いだします。
良い物を選りすぐり、買い集め、ヨーロッパを中心に紹介したのです。
今日の人気の原点はここにあります。
この話、明日に続く。