うちの子が不登校になった・・・その4

こんにちは、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

さて、“うちの子が不登校になった” 話しですが後半に入ります。

なんか、書き出したら予想外に長くなってしまいました。

もうしばらく、お付き合いいただきたいと思います。

 

ある日、親切な方から声がかかり、

学校に行けない子供たちが通うための「教室」を教えていただきました。

 

学校外にあり、比較的のんびりと過ごせ、

学年にとらわれず、興味がある勉強から教えてくれるそうです。

公立、私立のものがいくつもあるのですね。

 

私はその存在を全然知らなかったので、びっくりしました。

学校に行くか、家にいるかしかないと思い込んでいましたので、

「すごい、こんなところがあるんだ。ばんざーい」

という心境でしたね。

 

教えてもらったその「教室」は子供たちが好きな時間に通っていました。

元教師の方や、近所の方が(ボランティアだったのでしょうか)勉強を教えてくれました。

私たちが見学に行ったときは、

みんな近所の公園に散歩に行っていて誰もいませんで

した。

 

なんか、自由で良いと思いません?

 

学校には行くことができない我が子も、

「ここなら、通えるかもしれない。

行ってみてもいい?

行ってみたい。

お願いします。」

と、言います。

 

私はここでなら友人もできるし、リハビリになるかなと、喜んで学校に相談しました。

 

ところが ・・・

担任の先生の許可が得られません!

学校の許可が無ければ、そこへ通うことができないのです。

 

「そんなところに逃げ込むのは良くない。

時間がかかっても良いから、卒業までに教室へ戻る努力をしましょう。」

と、おっしゃいます。

 

ハイ、

ご説ごもっともでございます。

けれど、当家のこどもは学校に行かないのではなく、行けないのです。

最近も何度か学校に行こうとしたけれど、どうしてもたどり着けずに、

ひどい自己嫌悪をしています。

 

「何故、行けないんだろう?

自分の何がみんなと違うのだろう?

どうして普通に通学できないんだろう?」

 

卒業までに、登校できる保障はありません。

こんな状態で、毎日家にこもってイジイジしているよりはいいじゃないですか。

 

と、思いつつ私は学校の先生と面会に行ってきました。

 

「ハイ、もちろん教室へ帰ることを目標とします。

そのためのステップとして学校外の教室へ通うことをお許しいただけないでしょうか。」

 

まじめな担任の先生は、

そういうことなら、と許可をくれました。

・・・・・・・・。

 

あーあ、

今なら、

「いいえ、学校に通うだけが全てではありません。

今できることから始めましょう。」

って言えたかもしれません。

 

あのときは、子供や自分の気持ちが整理できない中で何とかしようとしていたので、

こんな言い方しかできなかったのです。

 

(次回はその教室についてお話しします)