ペルシャ絨毯を織る?結ぶ?

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

ペルシャ絨毯の続きです。

(世界の絨毯展の説明なので、この先思いやられます!)

 

ところで、「絨毯」ですが、この漢字の意味をご存知ですか?

「絨」の説明は後にして、

「毯」は床に敷く敷物の意味です。

つまり、「絨」が付いた、床に敷く敷物という意味です。

 

では、「絨」はどの様な意味でしょうか?

「絨」の意味は「毛足」です。

毛足?・・・何それ?と思いますよね。

 

毛足、英語で「パイル」・・・なんとなく分かりますか?

「毛足が長い」とか「毛足が短い」・・・更に分かりやすいですよね。

ラグマットに5㎝位の太い毛糸が出ている形状のものがありますが、

あれが「毛足」です。

 

絨毯の場合は、ラグマットみたいに1本1本の毛糸はもちろん見えません。

ラグマットみたいな太い毛糸は使いませんから、当然ですけど。

でも、めちゃくちゃ密集した状態で、細い毛糸の「毛足」が付いているのです。

密集しているので、毛足は立った状態にあります。

 

「絨毯」とは「毛足が付いている、床に敷く敷物」の意味です。

毛足のないものは「絨毯」と呼びません。

 

では、

「毛足」はどの様にして、絨毯に付いているのでしょう?

 

本日の表題は「ペルシャ絨毯を織る?結ぶ?」です。

感の良い方はもうお解りですよね!

 

絨毯には下地があって、

それは経糸(たて糸・縦糸)と緯糸(よこ糸・横糸)で織られています。

この経糸に「毛足・パイル」を結んでは、切り、結んでは切った連続が「絨毯」です。

気の遠くなる作業の連続の末に出来上がるのが「絨毯」です。

 

この話、更に続く。