夏は 近江のちぢみ掛け布団

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日タイトルに”近江ちぢみ”と書いたのに、本文で一言も触れずに失礼しました。

今日は”近江ちぢみ”メインです。

(本当に辿り着けるかな?)

 

近江ちぢみの話の前に、

(もう、雲行きが怪しい)

水戸の黄門様が、身分を隠して名乗ることばを覚えていますか?

「越後のちりめん問屋の隠居、光右衛門でございます」

ですが・・・

 

ここで、質問です。

ちりめん問屋とは、何を商う問屋でしょうか?

 

私は小さい頃、新潟の海産物問屋と思っていました。

だって、ちりめん=ちりめんじゃこ のことでしょ。

 

”ちりめんじゃこ”・・・シラスを干したの・・・小さい頃よく食べました。

カルシウムが豊富だ、栄養があると言われて食べました。

だから、ちりめん問屋とは、ずーっと海産物問屋と思っていました。

 

これ、間違いです。

皆さんはどうですか?

正解は、高級着物生地問屋です。

 

着物生地は、ちりめん、はぶたえ(羽二重)、つむぎ(紬)に大別されるそうです。

”ちりめん”を漢字で書くと”縮緬”と書きます。

要するに縮んだ織物ですかね。

 

蚕の繭から紡ぐ生糸も、細い糸のままでは強度がありません。

そこで細い糸を何本か撚って、絹糸を造ります。

 

あ~、話が飛びます!

撚る・・・”よる”と読みます。

撚糸業(ねんしぎょう)って言うでしょ。

製糸業の次が撚糸業。

生糸を造るのが製糸業、それを糸にするのが撚糸業。

 

ちなみに、

よりを戻す、腕によりを掛ける、こより、は

縒りを戻す、腕に縒りを掛ける、紙縒です。

 

この話明日に続きます。

明日こそ、近江ちぢみだー!