月別アーカイブ: 2011年10月

スマホと近眼

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

週末にかけて、天気が崩れそうです。

松本平は既に曇り空が広がっています。

観光客の方々に、どっと信州に足を運んでいただきたい所ですが・・・

 

それでも、

今日の昼、松本城の前を車で通りかかったら、

大勢の観光客と思われる方々がいらっしゃいました。

 

平日にもかかわらず、けっこうな人出であります。

有り難いことです。

きっと、NHKの「おひさま」の効果もあるんでしょうね。

 

さて、

タイトルの「スマホ」はもちろん「スマートフォン」のことです。

決して、「スマフォ」でなく、「スマホ」ですよね。

 

実は、この世界には疎い私です。

携帯ですら、その機能のほんの少ししか使っていません。

昔は、新しい物が好きだったはずですが・・・

 

こんな事では、経営者失格です。

絶えず、「今」に取り組んでいなければ、取り残されたことになりますから。

 

先日、同い年の友人と話をしていて、気が付いたことがあります。

彼曰く、

「私はスマホは使わない、文字が読めない!」

 

この年になると、

いわゆる老眼が入ってきて、小さい文字が読みにくくなります。

私とて例外ではないのですが、私は近眼です。

裸眼だと、近くがよく見えます。

 

私はスマホを使える!

と思った次第です。

 

 

大好きなカリンのソファーが・・・!

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日の続きをちょっと・・・

 

カリモクのカリン材の製品は、カリモクにとって最高級の位置づけだと思います。

(別格でその上にドマーニというシリーズがあります)

それが無くなってしまうとは、

自然環境の保護のためですから、仕方ないのですが・・・

 

ただ、デザインは継承されるそうです。

カリン材は使えなくなりますが、他の樹種で作るそうです。

どんな風に継承されていくのか・・・それはそれで楽しみです。

 

ところで、

関連の印刷部門の応接室に、カリンの応接セットが置いてあります。

 

       

 

上記の写真です。

(実際は1P×2、3P、センターテーブルの4点セットです。)

 

お見えいただいたお客様には、

「このソファーは素晴らしい!」

と言っていただいています。

 

でも、と言うか・・・・

実はこの応接セット・・・中古なんです。

しかも、私の私物です。

 

私はこのシリーズがとっても気に入っているんですが、

いいな~、いいな~と念じていたら、

ある時、中古を引き取る話が降って湧いて、それを個人で買い取ったんです。

(当時、丸屋の中古ショップはオープン前でした。) 

 

でも、大きすぎて、自宅には置けないし、

仕方なく、会社の応接に置いてある次第です。

 

大好きなカリンの椅子が・・・!

こんばんは、丸屋家具の丸山です。

 

昨日の続きです。

 

唐木の内、紫檀、黒檀、白檀で作られたモダンな家具は滅多にありません。

(中国伝統風な家具、高級な仏壇には使われています。)

ただ、カリンだけは別でした。

 

高級木材のカリンで作られたモダンな家具・・・

          丸屋家具に展示中です。

              これです!

 

     

 

この椅子は、日本の椅子100選にも選ばれている名作椅子です。

カリモクを代表する椅子です。

そして、私が一番好きな椅子です。

 

この食堂セットは、あまりに高価なので、年間に何セットも売れません。

(たまには売れますが・・・本当にたまです。)

それでも展示してある理由は、私に思い入れのみです。

 

売れる、売れないは別にして、

世の中にこんな素晴らしい家具がある!

丸屋家具に展示してある!

そんな思い入れです。

 

ところが、ところがです、

カリモクから連絡が入りました。

「カリンを使った家具の生産を中止する」!

 

カリン材の輸入がストップした模様です。

完全に止まったとは思いませんが、

カリモクのように大量に使う所には、量の確保が出来ないと言うことだと思います。

 

あ~残念、無念!

このカリンのセットは売らないことにしようかしら。

 

唐木

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

松本は秋晴れです。

いい天気です!

 

二日間、出張してきましたが、二日ともいい天気でした。

(ブログ、お休みして、すみませんでした。)

(家具の関係の出張でした、またブログで紹介いたします。)

 

車で行って来ましたが、高速道路はかなり混んでいました。

行楽の秋ですからね。

信州にもぜひお越し下さい。

 

さて、カリンのお話しの続きです。

でも、

今日はその前に「唐木」のお話をいたします。

 

唐木とは、昔、中国から輸入された材木の事を言います。

昔とは、江戸時代までだと思います。

明治になってから輸入されたチークなどは含まれません。

 

また、唐木とは唐から来た木と言う意味で、中国産の木と言うことではありません。

唐木の産地は東南アジアです。

 

唐木とされているのは、

紫檀(シタン)、黒檀(コクタン)、鉄刀木(タガヤサン)、白檀(ビャクダン)、カリンなどです。

 

唐木は総じて、堅くて、重いです。

(堅くて、加工が難しい・・・それを加工する所に価値が出る)

 

タガヤサンに鉄刀木の漢字が当てられているのは、

鉄で出来た刀のように、堅くて重いからとされています。

 

紫檀、黒檀、白檀は・・・なんと、水に沈みます!

普通「木」には空気層が含まれるのですが、

これらの唐木には空気層が少なく、樹脂が多く含まれているから重いのです。

 

ところで、

東南アジアでは樹木の乱伐が問題になっています。

高級材とされる唐木の場合、問題は深刻です。

昔から資源枯渇が指摘されてきました。

 

そんな中、情報が一つ届きました。

 

この話、明日に続く。

 

カリン

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

松本の平は、気持ちの良い秋晴れとなっています。

このところ長野県の北部で地震がありますが、

観光には最高の天気になっております!

週末には、ぜひ長野県にお越し下さい。

 

さて、

今日は 「カリン」 のお話しをしたいと思います。

 

信州でカリンと言いますと、たいてい黄色い実をつけるカリンを指します。

この辺ですと、諏訪湖畔のカリン並木などが有名です。

カリンのエキスはのど飴に使われていますので、全国的にも、きっとそうでしょうね。

 

でも、これから話したいのは別の 「カリン」 です。

 

実は、

家具屋で「カリン」と言った時には、黄色い実のなるカリンを指しません。

別のカリンの木を指すんです。

 

実のなるカリンはバラ科、

これに対して、家具材として使われる別のカリンの木があります。

こちらはマメ科です。

マメ科シタン属です。

 

シタン?

紫檀のことです。

 

紫檀?

紫檀(シタン)、黒檀(コクタン)、鉄刀木(タガヤサン)の紫檀です。

 

余計解らなくなりましたか?

時間が掛かりそうなので、この話明日に続く。

 

PS.

明日は出張の予定がありまして、たぶん2日程ブログはお休みになります。

ごめんなさい。

 

玉石混合・・・かな?

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

この夏の終わりの頃のことです。

家に帰ると、水鉄砲が転がっていました。

我が家の子供の数と同じ4個・・・でも、全てデザインが違います。

それぞれ上部に取り外し可能な水のタンクを揃えています。

 

そのデザインの良さから、高級品と値踏みしましたが、

何と、皆100円ショップで買ったとのことでした!

これが100円で買えるの!

と言う出来の良さでした。

 

夏の終わりのことだったから、

もしかして、売れ残ったのが安く出回ったのかしら?

と思う程に、私が子供の頃よりは高級そうな水鉄砲でした。

 

ところが、

我が家のちびどもが乱暴なのか、

この水鉄砲、すぐに壊れてしまいました。

 

構造上プラスチックの弱いところがあったらしく、皆同じところが割れてしまいました。

う~む・・・

やっぱり100円か・・・

 

 もちろん、メイドインチャイナだったんですけど、

今や、中国製と言えば電子部品なんかは世界中の製品に供給されています。

品質の善し悪しは、物によると言うことでしょうか?

 

さて、家具の場合はどちらでしょう?

 

実はこのブログ、昨日書いたブログです。

更新をし忘れたんです。

失礼いたしました。

 

信号無視!

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

先週のことです、

丸屋家具から南に、車で5分ぐらい行った所に 「えびの子水苑」 と言う場所があります。

ここは、えびの子池(蝦ノ子池)という池の周りに散策路などが整備された公園です。

 

その公園のすぐ東に十字路があり、信号機が設置されています。

そこを通りかかった時のことです。

 

赤信号で止まっていると、前方の横断歩道を、

池の方から東に、親子が渡りはじめました。

しかし、信号がすぐに変わったんです!

 

親は悠然と渡り続けます。

おいおい、赤信号だぜ!

信号無視だよ!

 

親に続いて子が・・・・・4匹、よたよたと渡り続けます。

 

カモの親子が池から何処かにお出掛けの様子です。

渡りきるまで、私と反対車線の車も、じっと待っていたのでありました。

 

アンクルトリス

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

風邪をひいたみたいです。

喉が痛いけど、もしかすると花粉症かも知れません。

鼻水とくしゃみがひどいです。

季節の変わり目です、どちら様も健康にはご注意下さい。

 

さて、週末だけの話題にするつもりが、月曜日になってしまいました。

サントリー宣伝部のお話しの続きです。

 

昨日までの話だけだったら、流石にサントリー宣伝部で終わったのですが・・・

私がハイボールを飲むようになった理由です。

 

はじめ、サントリーはハイボールを「角」で売り出します。

これが大成功!

次ぎに低価格路線に挑戦します。

「トリス」です、これも大成功!

今は高級路線に転じています。

なんと「山崎12年」をハイボールで飲ませる作戦です。

 

ところで、トリスハイボールを売り出す時に使ったのが昔懐かしいアンクルトリスです。

アンクルトリス、ご存知ですか?

柳原良平がデザインした2頭身のあのキャラクターです。

 

そして、サントリーはこの夏、

アンクルトリスが描かれたジョッキのプレゼントキャンペーンを行ったのです。

10種類の絵柄のジョッキが、合計10万人に当たるキャンペーンでした!

 

私はこのジョッキが欲しくて、実に二十数年ぶりにトリスを買ったのでした。

それ以来、家でハイボールを飲むことになってしまいました!

サントリー宣伝部の術中にまんまと嵌りました。

 

ジョッキは当たったかって?

それは秘密です。

 

プロジェクト ハイボール・・・その4

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

キンモクセイの香りが至るところに漂っています。

秋だな~!

 

さて、ハイボールの話の続きです。

 

人気低迷のウイスキー需要を立て直す、

こんな事を平気でやってのけるのがサントリー宣伝部です。

 

市場調査をします。

お歳を召した人の酒、こだわっている人の酒、若い方の関心が低い・・・散々な結果です。

でも、銀座、横浜のバーでウイスキーの売上げが落ちていない店がある。

調べてみると・・・

 

ハイボールにして飲んでいた!

しかも、若い方も女性も!

 

よし、ハイボールを復権させよう!

(ハイボールはかなり古い飲み方のイメージがあります)

となる訳ですが・・・

ここから先がサントリー宣伝部の凄いところです。

 

昔からのハイボールはタンブラーと言われる大きめのコップで飲むものでした、

それを ”ジョッキで飲ませよう!”

昔のことを知らない若者に、新しい飲み物としてハイボールを浸透させようとしたのです。

 

プロジェクトHはこうして動き出します。

小雪さんを採用してのテレビCM、

居酒屋を巻き込んでのキャンペーン、

 

これらが見事成功して、

今、飲み屋さんに出かければ、当たり前の様に若者がハイボールを飲んでいます。

 

サントリー宣伝部、恐るべし!

流石、サントリー宣伝部!

 

この話、更に明日に続く。

 

プロジェクト ハイボール・・・その3

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

朝からなんですが、ハイボールの話の続きです。

 

宣伝のサントリー!

その実力を発揮して「サントリーオールド」は世界一売れたウイスキー銘柄にまで上り詰めます。

ウイスキーは日本に浸透しました。

 

ところが、

最近はウイスキー自体が売れなくなっていたんですね。

ウイスキーを愛飲するのは団塊の世代とか、まっ、お歳を召した方々ばかり・・・

このままでは、いずれウイスキーを飲む人がいなくなってしまう。

 

ところで、

ウイスキーが好まれなくなった理由ですが、

若い方の飲酒スタイルの変化に伴い、度数の軽いお酒が好まれる様になったからと言われています。

 

が、

私はウイスキーに対する憧れがなくなったからと思っています。

昔、ジョニ黒、ジョニ赤と言えば憧れのお酒でした。

ウイスキーが飲めることには、ある種のステイタスがあったんです。

でも、知っていますか、今ジョニ赤はオールドより安いんですよ!

 

さて、

サントリー自体はウイスキー以外にも順調に業績を伸ばしてきましたから良かったのですが、

それでも創業の原点がおかしくなっては一大事です。

そこで、ウイスキーの復権を掛けたプロジェクトが動き出します。

3年程前のことです。

 

この話、明日に続く。