カテゴリー別アーカイブ: 家具の蘊蓄

サントリー 樽ものがたり

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

ビックサイトで行われていた「インテリアライフスタイル展」に行ってきました。

駆け足で見てきた中で、気になった商品をご紹介致します。

 

その1.

サントリー・樽ものがたり

 

サントリーとは、あのサントリーです。

ウィスキー・山崎、ビール・プレミアムモルツのサントリーです。

(私事では、このところ、角ハイボールを飲む機会が多いサントリーです。)

 

そのサントリーが「樽ものがたり」の新製品を展示していました。

こう書くと、ウイスキーの新製品だと思うでしょ。

「樽ものがたり」・・・家具なのです。

 

詳しくはサントリーのホームページを見て頂ければいいのですが、

下記です。

 

https://ssl1.suntory.co.jp/apl/oss/taru_shop/top

 

サントリーと家具の接点は「オーク材」です。

つまり、ウィスキーを寝かせる「樽」の素材がオーク(楢・ナラ材)なんです。

そのオーク材、年月の経った柾目の高級材が使用されているんです。

 

長年ウィスキーを寝かせる樽にも、樽としての寿命があります。

しかし、それはオーク材としての寿命ではありません。

そこでサントリーは樽を解体して、オーク材としての活用を計ってきました。

 

曲げて樽を作ったオーク材を曲げ戻し、そのままフローリング材にしたり、

更にその材を使ってテーブル、椅子、バーカウンターなどをつくり、

主に自社のサイトで販売してきました。

(実は、上田にある家具店は展示販売をしている!)

 

サントリーが家具を作って売っている。

私のような酒の愛好家はよく知っている話です。

でも、材は良いんだけど、私好みのデザインは・・・ちょっとでした。

 

それが、今回新シリーズ「ブレンド」が展示されていたんです。

デザイナーは中崎宣弘氏、そして製造は刈谷木材工業㈱です。

「そう来ましたか!」です。

ちょっと力が入っているじゃないですか。

 

ワ-クデスクとバックパネルのシリーズが気に入りました。

男の居場所その物です。

このデスクの上でプラモデルなんかを子供と作ってみたいな!

そんな感じの仕上がりです。

(残念ながら、新シリーズはホームページ未登場)

 

五月晴れ と ドクターセラの効能

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

中信地方は、3週連続の雨の日曜日になっています。

今日で5月ともお別れですが、今年は五月晴れが少なかった気がします。

気のせいかな?

 

ところで、

元々の「五月晴れ」の意味ですが「梅雨間の晴れの日」のことです。

この言葉が生まれた頃、陰暦の5月は今の6月なのでそういうことです。

ただ、現代の意味は、5月の爽やかな晴れの日のことです。

 

さて、

それとは全く関係ありませんが、昨日のドクターセラの続きです。

(最近タイトルが、あやしい!・・・なにかある?)

 

ドクターセラの紹介はネットで検索すると沢山出てきます。

本家の東京西川産業㈱のページを下に記しますので、ご覧下さい。

 

http://www.nishikawasangyo.co.jp/shing/feature/003.html

 

西川産業って日本を代表する老舗なんですよね。

創業443年ですからね。

東京日本橋の袂には西川産業の小売り部門のビルがあります。

その理由が、徳川家康がその地に招聘したってんですから凄いことです。

 

さて、ドクターセラの効能です。

冷え性、神経痛、胃腸虚弱、虚弱体質、不眠症、慢性の便秘、頭痛持ち、肩こり!

これも、凄いでしょ・・・言い切るんだから!

 

言い切るには訳があります。

これらの治療器として、厚生労働省の認可を受けているんです。

そういう敷き布団なんです。

 

でも、こう言う商品の効果って、時間が掛かるって思うじゃないですか。

しかも、本当のところ、効果の程って目に見えないし・・・って。

しかし、

私のトイレの話しです。

何がどう作用してそうなるかは分かりませんが、事実だから凄いと実感出来る商品です。

 

是非、来社してお試し下さい。

 

ドクターセラとハクビシンと日進木工

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

初めに、

本日のタイトルの、3つの項目は全く相互関係はありません。

悪しからずご了解下さい。

 

ブログを書いておりますが、正直「ネタ」に困る時もございます。

結構苦労してほぼ毎日更新している訳でございます。

 

ところが、旬な話題が重なる時もあるんですよね。

 

昨日は、朝一に自宅でブログを更新してから、東京に出張してきました。

(自宅のパソコン直りました)

朝は時間がないと思って、昨日のブログは一昨日の夜に書いておきました。

それを、昨日の朝、更新だけ自宅で行ったのです。

 

ですので、一昨日の帰りはちょっと遅くなりました。

毎晩、帰りの道は決まった所を通るのですが・・・

以前ブログに書きました、キツネを見た場所の近くで、見ました!!!

今度はハクビシン!

 

ハクビシンの実物を見たのは、今回初めてです。

特長的な、鼻に通った白い筋は見間違えようがありません。

ハクビシンです。

「白鼻芯」、漢字で書くとこうなります。

 

田んぼの中の農道から、住宅街にちょっとだけ入った所、

住宅の玄関先、植木の間をゆっくりと、落ち着いて歩いていました。

車を止めて、見ていましたが悠然としたものでした。

(防犯灯で照らされて、はっきり、くっきり)

 

こんな所にハクビシンがいるんだ。

何食べてるんだろう?

どこをねぐらにしているんだろう?

と思った次第です。

 

次は日進木工の話。

昨日、東京新橋にある取引会社に営業に行って来ました。

印刷の関係です。

決まった予定はこの一件だけでしたので、

その後、五反田に行って来ました。

 

JRの五反田駅から、ものの五分の所に、日進木工の東京ショールームがあります。

今年の三月に出来たばかりの所です。

ここを見学してきました。

 

しょっちゅう飛騨に見学に行っているので、今更なのですが、

今回は目的がありました。

 

私は日進木工の椅子が好きです。

その椅子が、5月よりバージョンUPしたのです!

どう変わったか?

張り地がカバーリング化したんです!

その実物を見てきました。

 

日進の東京ショールーム、思いの外広かったです。

かなりのアイテムが展示されていました。

(家賃高そうでした)

 

そして、ちゃんとありました。

カバーリング化した「406」

(あ~、この名前何とかしてよ、読者に通じない)

良かったですよ。

丸屋家具にも展示したいな。

 

と言うことで、

長くなったので、「ドクターセラ」の話は明日に続く。

 

西川産業のドクターセラをご存知ですか?

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

当社の取扱商品の一つに「寝具」がございます。

以前にもお話し致しましたが、

丸屋家具は婚礼家具を取り扱う中で、婚礼用の布団も取り扱うようになり、

今では寝具全般を取り扱うようになっております。

 

年間に4~5回行って好評な「西川産業健康寝具フェア」も、

この様な関係があって続けさせて頂いております。

 

さて、

その西川産業健康寝具フェアのメイン商品の一つに「ドクターセラ」がございます。

本日はこの「ドクターセラ」のご紹介をしたいと思います。

 

「ドクターセラ」と、なにやら厳めしい名前でございますが、

「ドクターセラ」は敷き布団でございます。

しかし、ただの敷き布団ではございません。

 

実はちょっと特殊な細工が施された敷き布団なのです。

一見して分かる特徴は、

なんと、電気のコードとコントローラーが付いています!

(その他は、見た目には普通の敷き布団です。)

 

その辺の特徴を説明する前に、

「ドクターセラ」のお話をしようと思った切っ掛けからお話しします。

 

丸屋家具では、様々な事業を行わさせて頂いておりますが、

その中の一つに、「ほほえみ健康倶楽部」の運営がございます。

当社の3階の全フロアに、健康維持のためのマシンを沢山ご用意して、

会員制で行っている倶楽部でございます。

 

丸屋家具のほほえみ健康倶楽部は、普通の健康倶楽部とは違う、

色々な特色がある健康倶楽部でございます。

 

私もこのほほえみ健康倶楽部の会員になっていますが、

私の場合、一番利用頻度が多いのが「お昼寝」です。

 

お昼寝?

実は当健康倶楽部の一番奥まった所に、睡眠スペースが作ってあって、

そこには布団が2組置かれているのです。

そうです、そこの敷き布団に「ドクターセラ」を使っているのです。

 

この話、明日に続く。

 

 

 

絨毯は踏んで完成するんですよ!

おはようございます、マルヤ介護ショップほほえみの井田です。

 

丸屋家具の小売り部門で開かれた絨毯展!

私も見学して参りました。

きれいですねー。

 

エキゾチックなオリエンタル柄がたくさん!

きれいな色がたくさん!

深い色の中に、不思議な輝きがあります。

じっと見ていると、離れられなくなってしまいます。

 

見る角度によって色が変わって見えるので、

柄まで変わって見えます。

不思議ですね。

 

実は私、昔は丸屋家具の小売り部門にいたんです。

知ってますか?

手作りの絨毯は、よく踏むと締まってくるのです。

絨毯って、踏む事によって完成されるのですって。

丈夫なのですね。

 

今回、高い絨毯に、おっかなびっくり乗ってみたら、

とっても気持ち良かったですよ。

 

皆様も、次の機会に一緒に見てみませんか。

見るだけでもOKですよ。

本物をたくさん見るのって、素敵な贅沢ですよね。

 

世界の絨毯展 最終日 シルク100%の絨毯

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

本日が最終日になります、「世界の絨毯展」!

是非、ご来店下さい。

絨毯の世界の奥深さに、驚愕すること間違いがございません。

 

保安の関係でブログにご紹介出来なかった最高級品をご紹介致します。

 

       お値段は見ての通りです。

 

       大きいので全体が写せませんでした。

 

       フィールド部分の柄・・・緻密です。

 

     

    フリンジ(房)ですが絹です。右の絨毯のフリンジに比べてかなり細いのがお解り頂けると思います。

    経糸も緯糸もパイルも全て絹で出来ています。

 

    ご来店頂いて、是非実物をご覧下さい。

 

世界の絨毯展 二日目

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日、本日と「世界の絨毯展」にご来店頂きましたお客様、

誠にありがとうございました。

更には、

お買い上げ頂きましたお客様!

心より御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

この「世界の絨毯展」 明日25日月曜日まで開催致します。

是非、ご来店頂きまして、世界の名品に直に接して頂きたく、

最後のご案内を申し上げます。

 

と言うことで、昨日載せきれなかった写真を掲載致します。

 

        ギャバ 2.jpg

        若い女性に人気の「ギャベ」

        ギャベ(ギャッベ)はイランの遊牧民カシュガイ族の織る絨毯です。

 

   絨毯 馬.jpg

  ペルシャ絨毯を代表する、超有名なアリナサブ(アーリー・ナサブ)工房の作品

  下の写真には同じくアリナサブ工房の定番「白馬」が写っています。

 

    絨毯フェア 3.jpg

 

    ご来店、心よりお待ち申し上げます。

 

世界の絨毯展 開催

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

本日より3日間、「世界の絨毯展」を開催致します。

一見の価値があります!

この機会にご来店頂き、絨毯の世界にはまって下さい。

凄いです!

 

昨日、朝から搬入飾り付けを行ったのですが、

5人がかりで、6時間かかりました。

相当量、ございます。

以下、写真を掲載致します。

 

    絨毯フェア 1.jpg

 

    絨毯フェア 2.jpg

 

   絨毯 キリン.jpg

 

写真の中で、重ねてある絨毯にお気づきでしょうか?

その都度、広げてご覧頂く絨毯です。

是非、ご来店下さい。

見ているだけで、夢心地になります。

 

遙かなるシルクロード!

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

私事になりますが、丸屋家具の5代目店主を務めるようになりまして、

来月で丸3年になります。

店主たるものの心構え等、未熟ではありますが、

一生懸命勉強させて頂いております。

 

その中で、「品揃え」という大問題と、日々大格闘を続けております。

お客様の要望と、限られた展示スペースの狭間で、

如何に丸屋家具の個性を打ち出していくか!

丸屋家具存亡を懸けたテーマであります。

 

今までの「取り組み=品揃え」は、このホームページを見て頂ければ分かりますが、

この取り組みに「完成・到達点」はありません。

日々、新しい商品を追い求めています。

(ホームページは、予算の関係で更新が進んでいませんが・・・)

 

その中で、一部ですが、私の我が儘も取り入れさせて頂いております。

店主の好み・個性のない品揃えでは、店自体の個性が埋没してしまいますので、

その様にしております。

 

突然ですが、

私は「絹製品」が好きです。

「健康寝具フェア」では、好んで「真綿の布団」を販売して参りました。

(過去のブログ「真綿は綿じゃない」・・・参照)

今回の「世界の絨毯展」でも、絹の絨毯をお勧めしたいと考えておりました。

 

それが、個性の発露かなと思っていたのですが・・・ 

その理由が、今回、絨毯のブログを書いていて分かりました。

絹が好きなのは、私だけではありません。

日本人は皆「絹」が好きです!

 

日本はシルクロードの終焉の地です。

我々日本人のDNAには、

西方への憧れが刷り込まれていると、

今回勉強した本に書かれていました。

 

日本人の絹製品に対する憧れはその一端である。

なるほどと思いませんか?

私には大いに納得させられる一行でした。

 

遙かなるシルクロードへ想いを馳せて、是非「世界の絨毯展」にご来店下さい。

 

絨毯と緞通(段通)の違い・・・お待たせしました。

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日書けなかった、絨毯と緞通(段通)の違いについてお話し致します。

ところで、緞通をご存知ですか?

中国製の絨毯を指す言葉が「緞通」です。

 

緞通は「だんつう」と読みます。

パソコンで「だんつう」と入力すると「段通」が出てきますが、

「緞通」が本来の文字のようです。

 

「緞」は「緞帳・どんちょう」の「緞・どん」です。

「緞帳」とは、劇場の垂れ幕のことですが、「緞で作った帳(とばり)」の意味です。

「緞」とは「模様の入った厚手の織物」の事です。

 

なぜ、中国製の絨毯だけを「緞通」と言うのか?

シルクロードを伝わった絨毯ですが、

中国の絨毯とペルシャの絨毯とは大きな違いがあります。

 

好まれる柄の違いではありません。

毛足・パイルの長さが全然違います。

ペルシャでは薄いことが高価な絨毯の条件ですが、

中国の絨毯は厚いのです。

 

それ故、

日本では中国製の絨毯をペルシャの絨毯と区別して扱い、

絨毯という呼び名を使わなかったようです。

 

 

 

キリムは絨毯か?

こんばんは、丸屋家具店主の丸山です。

 

本日、飛騨高山まで行って来ました。

当社の仕入れ先の1社が、新作展示会を開催したからです。

ついでに、主な家具メーカーの展示会場も見てきました。

 

各社の担当者と四方山話をしてきましたが、

今後の方針を占うヒントを貰ってきました。

いずれ、展示に反映させていくつもりです。

 

さて、

最近人気の「キリム」ですが・・・

「キリム」をご存知ですか?

今度の「世界の絨毯展」にも売れ筋として展示されます。

 

「キリム」はトルコ語の発音です。

イランでは「ギリム」

彼の地の遊牧民が織る敷物の総称です。

 

遊牧民の部族ごとに伝統柄があります。

近年、その素朴な味わいが人気です。

 

「キリム」は厚手の敷物ですが、平織りです。

ですから、「毛足・パイル」はありません。

だから、厳密には絨毯ではありません。

 

でも、絨毯展で展示しちゃうんだな。

すみません。

キリムについては下記を参照してください。

 

http://www.kilimnews.com/category/1159779.html

 

 

ペルシャ絨毯を結ぶ

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

更にペルシャ絨毯の話は続きます。

 

昨日、

下地の経糸(たて糸)に「毛足・パイル」を「結ぶ」と表現しました。

しかしながら、厳密に言うと「結ぶ」と言うのはちょっと違います。

 

正確には、

2本の経糸の間に「毛足・パイル」を「挟む」あるいは「絡める」のです。

だから、糸と糸を結んだような「結び目」は出来ません。

 

だったら、抜けてしまうじゃん!

抜けません。

シャーネと呼ばれる鉄ぐしで目を詰める作業を施すからです。

この作業のお陰で「毛足・パイル」は密集していきます。

 

結び方は2種類あります。

ペルシャ結びとトルコ結び。

その名の通り、ペルシャ絨毯の元々の結び方はペルシャ結びで、

トルコ結びは後から入ってきた結び方です。

 

結び方の図は、下記を参照下さい。

凄く詳しいです。

 

http://homepage3.nifty.com/mehran/K7.html

 

この結び目のことをノットと言い、ノットの数が一定面積あたり多い方が高級品です。

でも、ノットの数って分からないですよね。

(絨毯の裏を見ると、ある程度分かります)

その時は房を見ましょう。

 

房(フリンジ)は経糸を束ねたものです。

ノットが多いと言うことは、この経糸が細く、沢山あると言うことになります。

だから、経糸が細く、沢山ある絨毯は高級品と言うことになります。

 

更に、この経糸が綿でなく絹で出来ているものは最高級品です。

 

絨毯の話し、更に明日に続く。

(本当は、結構大変)

 

 

ペルシャ絨毯を織る?結ぶ?

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

ペルシャ絨毯の続きです。

(世界の絨毯展の説明なので、この先思いやられます!)

 

ところで、「絨毯」ですが、この漢字の意味をご存知ですか?

「絨」の説明は後にして、

「毯」は床に敷く敷物の意味です。

つまり、「絨」が付いた、床に敷く敷物という意味です。

 

では、「絨」はどの様な意味でしょうか?

「絨」の意味は「毛足」です。

毛足?・・・何それ?と思いますよね。

 

毛足、英語で「パイル」・・・なんとなく分かりますか?

「毛足が長い」とか「毛足が短い」・・・更に分かりやすいですよね。

ラグマットに5㎝位の太い毛糸が出ている形状のものがありますが、

あれが「毛足」です。

 

絨毯の場合は、ラグマットみたいに1本1本の毛糸はもちろん見えません。

ラグマットみたいな太い毛糸は使いませんから、当然ですけど。

でも、めちゃくちゃ密集した状態で、細い毛糸の「毛足」が付いているのです。

密集しているので、毛足は立った状態にあります。

 

「絨毯」とは「毛足が付いている、床に敷く敷物」の意味です。

毛足のないものは「絨毯」と呼びません。

 

では、

「毛足」はどの様にして、絨毯に付いているのでしょう?

 

本日の表題は「ペルシャ絨毯を織る?結ぶ?」です。

感の良い方はもうお解りですよね!

 

絨毯には下地があって、

それは経糸(たて糸・縦糸)と緯糸(よこ糸・横糸)で織られています。

この経糸に「毛足・パイル」を結んでは、切り、結んでは切った連続が「絨毯」です。

気の遠くなる作業の連続の末に出来上がるのが「絨毯」です。

 

この話、更に続く。

 

 

ペルシャ絨毯のこと

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

さて、ペルシャ絨毯です。

これが、難しいのです・・・説明するのが!

手元に説明に対応する写真が数十枚あればちょっとは楽ですが・・・

極めて困難なことに挑戦します。

 

はじめに、ペルシャ絨毯の素材についてですが、

綿、毛、絹を用途によって使い分けてあります。

一枚の絨毯の中でも用途によって使い分けます。

 

えっ、こんな説明じゃ特徴にならないじゃないですか!

およそ想像される全ての素材(綿、毛、絹)を使ってあると言うだけですからね。

 

その通りなので、もちょっと、細かく説明します。

ペルシャ(イラン)では自国内で、この、綿、毛、絹、3つとも

昔から最高級品が生産されていました。

 

綿はオアシスの産物です。

ペルシャ各地にあるオアシスの主要な産物が、

ペルシャ綿です。

 

ペルシャの羊は寒暖の差の激しい北部地域で育てられます。

この寒暖の差が、上質のウールを作り出すそうです。

最高級品は、子羊の産毛から作るそうです。

 

養蚕にも適した気候の地がありました。

中央イランの北部からカシャーン(ペルシャ絨毯の名産地の一つ)地方です。

ここから取れるシルクは、光沢に富み、細く、しなやかとのことです。

 

絨毯の材料が自国内で全て揃う所から、

そして、寒さをしのぎ、砂塵を防ぐために、

必然を持って、ペルシャ絨毯が生まれたのです。

 

この話、明日に続く。

 

世継ぎの「木」

おはようございます、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日の雨で、すっかり桜の見頃も終わってしまいました。

残念です。

 

しかし、今年の春はとにかく一斉に花が咲きましたよね。

長野市周辺では、梅の花が残り、杏が咲いていて、桜が咲き、桃も咲いていました。

本当に、地球温暖化が心配です。

 

さて、庭に多くの花が咲いている中で、目立つ木があります。

「柏の木」です。

柏餅に葉を巻く、あの柏の木です。

 

なぜ目立つか?

多くの庭木に花が咲く中で、枯れた葉が、まだ梢から落ちずに付いている木だからです。

更に、柏の木は、多くの家の庭木として植えられているので、

この時期、目立っております。

 

今、庭木で、枯れた葉が付いている木を見かけたら、それが柏の木です。

なぜ、庭木として、さほど美しくもない「柏の木」が植えられているか、ご存知ですか?

 

実は、柏は葉が枯れても、新芽がでるまで葉が落ちない性質を持っているのです。

この事から、次世代が育つまで親が頑張る意味に解釈され、

「家」が代々続いていく願いを込めて、庭に植えられているのです。

 

古い家の庭には必ず植えられています。

更に、柏餅に柏の葉を巻くのも、同じ意味合いからだそうです。

 

最後にもう一つ蘊蓄です。

「柏」の漢字ですが、葉の裏が白い所から出来た漢字だそうです。

 

桜材の椅子

こんにちは、丸屋家具店主の丸山です。

 

昨日、「桜」のお話をしましたので、「桜材」で出来た椅子を紹介致します。

ただ、「桜」と言っても、アメリカ産の桜材です。

その名も「ブラックチェリー材」

 

またの名を「ワイルドチェリー」とか「アメリカンブラックチェリー」

アメリカンブラックチェリー・・・・・・この名前を聞いてピンと来た方、あなたは鋭い!

 

そうです、

「アメリカンブラックチェリー」 とは 「アメリカンチェリー」のなる「木」です。

アメリカ産の黒いサクランボの実る木がブラックチェリーです。

 

         フォンタナB

 

      飛騨高山の家具メーカー「シラカワ」の製品です。

        「フォンタナ」という名前が付いています。

 

是非、ご来店頂き、座り心地をお試し下さい。

なお、厳密な意味で、桜とサクランボが実る木の違いについては、下記を参照してください。

 

http://www.ic-net.or.jp/home/jasagae/tokuhan/sakuraqa.html